とある少女の武勇伝【鬼滅の刃】第ニ！

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『炭治郎は煉獄さんをお願い。煉獄さんも軽症じゃないから』



猗窩座に刃先と殺意を向けて構える。炭治郎はAを信じて煉獄の元に行った。


猗「邪魔は居なくなったか」


『羽の呼吸・捌ノ型─花鳥風月(かちょうふうげつ)』


先に攻撃を仕掛けたのはA。



猗「破壊殺・乱式!!!」


『遅い、遅すぎ』


花鳥風月─蝶のように舞い蜂のように刺す。

猗窩座の攻撃を滑らかな動きで華麗に避ける。


猗「素晴らしい…しかし胴がガラ空きだ！」


『だから遅いんだって』


猗窩座が放った拳を難なくかわす。
しかし、


『がハッ…!!』


猗「体制が崩れてきたぞ！死んでしまう！鬼になれ!!」


猗窩座の蹴りがAの肩に直撃した。そこで崩れた体を滅多打ちにされる。


猗「A、死ぬな」


『死ぬわけ…ない…！』


猗「だがA。お前の肩の骨は折れ、肋骨や腕も折れている」


『どうせ、鬼の勧誘でしょ…？もう…飽き、た』


Aの息はこの上なく荒くなっていた。
Aは最後の力を振り絞って刀を握る。


猗「素晴らしい闘気だ…！これほどの重症で…やはりお前は鬼になれ！」


『羽の呼吸・伍ノ型─比翼の鳥(ひよくのとり)！』


猗「永遠と俺と戦い続けよう！」


猗「術式展開─破壊殺・滅式」


Aと猗窩座は正面で勝負。だがこれはAの方が1枚上手だ。


比翼の鳥─相打ちを覚悟した技。死ぬ時は自分も…そんな捨て身の技だ。


猗「捨て身の技…！死んでしまう！」


『誰がお前のために命を捨てるか…』


猗「!?」


前進している途中で身をひねり攻撃を回避。しかし勢いはそのままで首を狙う。


─猗窩座の首に刀が刺さる。同時に日も昇り始めた。


猗「ｯ…！」


猗窩座は必死の思いでAの刺さった刀を折って、逃げ出す。

だがそれを追う力はAには残っていない。


猗「A！お前は今までて1番俺を追い詰めた！いつか鬼になれ!!」


『ここまで、しつこいと…少し面白くなる…な』



膝から崩れ落ちてAは気を失った。

頑張りすぎ→←猗窩座

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