・ ページ19
墮姫の首と妓夫太郎の首が、向かい合わせになる。
墮「ぁ…」
二人の間に沈黙が流れる。が、
墮「何でもっと早く再生できなかったの!?」
妓「ぁ?」
墮「アンタが助けに来てたら勝っていたじゃない!!アンタのせいよ!」
妓「お前だってあんな攻撃、避けてれば勝てたじゃねぇか!!」
沈黙はやがて喧嘩になっていた。
『あなた達はとても信用し合ってるんだね』
ふとAの声に妓夫太郎と堕姫は、止まる。
『だって、互いを信用してるから…助けてけれると思ったから負けたんでしょう?
とても強い絆で結ばれてると思うよ』
今のAの声にはどことなく安心感があった。
墮「アンタに何が分かるのよ!!負けたらお終いなのよ!?もう何も無い!!」
『うん』
墮「悔しい!死にたくない!怖いよぉ!お兄ちゃん!!」
『─うん』
妓「梅……」
墮姫と妓夫太郎は涙を流す。
『私はね大切な人が苦しい時、一緒に居れなかった。助けてあげれなかった。
だからね私、2人が羨ましい。』
妓「お前…」
『本当は誰も斬りたくない。やりたかった事はこれじゃない……でも私は鬼を守れない』
墮「ッ…」
『─ごめんなさい─』
今日もし自分が何か、言葉をかけていれば二度と二人は人を殺さなくなっていたかもしれない。
でもそれができなかった。
墮「何でッ…謝んのよッ」
『鬼を助けてあげられなくて…ごめんね』
妓「─もういいんだ」
すると妓夫太郎が口をはさむ。
妓「これは俺達がいけなかった。自分の幸せのために数え切れねぇ命を踏みにじった」
妓「お前は本当に良い奴だなァ」
『…ありがとう……私は
妓「俺は妓夫太郎だ」
墮「私は墮姫……ううん。梅」
どうやら二人はもう人の心に戻っている。
そうして最後に
妓「産まれ変わったら、人を守るために戦いてぇなァ」
梅「うん、お兄ちゃん。Aもありがとう。一生忘れないからね」
と言って、塵になって消えてしまった。
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トリップ人生(プロフ) - よるさん» テストですか…。私は3日漬けですね(笑)応援ありがとうございました!!テスト頑張って下さい! (2019年11月2日 16時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 面白かったん!!夢主ちゃん元気やなぁ!私、明日も学校…しかもテストだから頑張るん!!頑張ってー! (2019年11月2日 1時) (レス) id: bbe87bcae1 (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - 心さん» すいません!ご指摘ありがとうございます!すぐに直します! (2019年10月12日 13時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 宇髄さんの髄が違います! (2019年10月12日 12時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - 心さん» はい!最近は忙しかったですが、明日くらいからは頑張ります!! (2019年9月22日 10時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トリップ人生 | 作成日時:2019年9月18日 7時