追跡 ページ13
Aと猪子は現在、宇髄の嫁─“まきを”を探していた。
『まきをさんの部屋からなんか妙な感じが…』
猪「お前もそう思ったか…ぬめっとした気持ち悪ィ感じだ…」
『てことは敵がいるって事だから絶好のチャンス!行こう!』
猪子とAは同時に走り出す。その勢いでふすまを開ける。
『ッ!窓は空いてないのに風?……』
案の定、部屋はズタボロだった。
猪子もAも自分の感覚を研ぎ澄ませ、敵を特定する。
猪子/A「天井裏!!」
『伊之助!鬼だ!昼間だから逃げてる!!』
猪「おいこら!バレてんぞ!!」
部屋の前に置いてあるうどんを天井にぶん投げる。
すると鬼は焦って逃げ出す。
『逃さない!行こう伊之助!!』
その後も店内を走り回るが結局鬼は、捕まえられなかった。
猪「見失ったァァクソッタレぇぇ!!邪魔が入ったせいだ…!!」
『あと少しだったのに…』
グダグダしている暇はない。すぐに定期報告しなければいけなかった。
『とりあえず炭治郎達との待ち合わせ場所に行こうか』
猪「それなら競走だァ!猪突猛進!!」
『え、いや、ちょっ…え?いやいやいや!置いてかないでよぉ!』
猪子は目にも止まらぬ速さで、集合場所に向う。しかしAはを追い越さんとばかりに走る。
『あー…つ、着いた…』
猪「お、おまっ…お前やるな」
炭「だ、大丈夫か?2人共…」
『そんな…事より…お、鬼が』
競走は引き分けで、息が上がっている。
途切れ途切れだがなんとか説明する。
猪「こうなんだよ!」
『そう!なんかギュワァァンて、感じ!』
炭「うんうん…」
猪子もAも伝えるのは下手だった。
ふと一瞬だけ風が揺らいだ。
宇髄天元がいつの間にか佇んでいた。
宇「A以外、ここを出ろ」
炭「な、何でですか?」
宇「善逸は今行方知らずだ。ここにいる鬼が上弦だった場合、対処できない。
後は俺とAで動く。お前達は階級が低すぎる」
宇髄が発したのは衝撃的なものばかりだった。
善逸が行方知らず。
A以外の任務中断。
炭「いいえ宇髄さん!俺達は…!!」
宇「恥じるな。生きてる奴が勝ちなんだ。機会を見誤るんじゃない」
猪「待てよオッサン!!」
すると宇髄はどこかへ消えた。
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トリップ人生(プロフ) - よるさん» テストですか…。私は3日漬けですね(笑)応援ありがとうございました!!テスト頑張って下さい! (2019年11月2日 16時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 面白かったん!!夢主ちゃん元気やなぁ!私、明日も学校…しかもテストだから頑張るん!!頑張ってー! (2019年11月2日 1時) (レス) id: bbe87bcae1 (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - 心さん» すいません!ご指摘ありがとうございます!すぐに直します! (2019年10月12日 13時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 宇髄さんの髄が違います! (2019年10月12日 12時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
トリップ人生(プロフ) - 心さん» はい!最近は忙しかったですが、明日くらいからは頑張ります!! (2019年9月22日 10時) (レス) id: 63cc30b589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トリップ人生 | 作成日時:2019年9月18日 7時