とある少女の武勇伝【鬼滅の刃】

我妻善逸 ページ19

善「その音は…Aちゃん!?俺のために来てくれたの!?俺幸せ！もう死ねる!!」


『はーい。死んじゃだめだよー。』


涙目になりAの下でしゃがむ善逸にAは高さと目線を合わせ、善逸の背中をさする。

一方で炭治郎はその行動を今すぐにでも止めたいが、善逸の鎹雀に事情の説明をもらった。


善「ほら見ての通り俺には婚約者がいるから、ゴメン！」


善逸はそう叫ぶと女の人の手を取る。しかし炭治郎が


炭「何してるんだ道の真ん中で！その子とAは嫌がっているだろう!!そして雀を困らせるな!!」


善「あっ！炭治郎！何で炭治郎がAちゃんといるわけ!?あっ！炭治郎、お前まさか人妻に興味が…」


『私まだ結婚してないけど？』


女性を逃した後Aは話に参加。早々からデマ情報が流れているのでAは小首をかしげる。


善「う、嘘ぉ！あ、あ、ああああの日！藤の花の下で結婚しなかった!?」


『記憶にございません。』


形の良い眉をひそめてAは静かに反論する。


炭「(焦った…。Aが善逸と結婚なんてしないと思うが…。)」


『でも結婚かぁ…。』


炭「ﾌﾞｯ…！」


結婚というフレーズに炭治郎は引っかかってしまう。


善「！そう結婚しよう！俺達はいつ死ぬか分かんないんだ！だからAちゃんけっk…」


『何言ってんの？結婚はしないよ？』


透き通る様な目て言われた善逸は灰になりかける。だがAはそれに気付かない。


話が一旦落ち着くと帰り道が南南東の善逸と一緒に歩いていた。お腹が空いていた善逸は炭治郎とAのおにぎりを食べながら。


炭「善逸の気持ちもわかるが雀を困らせたらダメだ。」


善「困ってた雀？なんでわかるんだ？」


確かに雀の言葉など分かるものではない。
しかし炭治郎は


炭「いや善逸がずっとそんな風で仕事に行きたがらないし女の子にすぐちょっかい出す上にイビキもうるさくて困ってるって………」


『プッ…！あは！あはは！』


炭「(可愛い…。)」


善「(可っ愛いぃぃぃ！あぁぁぁ！結婚したぃぃぃ！)」


それからしばらくして鴉から3人の合同の仕事が出たらしく…。

・→←呪縛

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す