とある少女の武勇伝【鬼滅の刃】

手毬遊び ページ16

愈「ふせろ!!」


愈史郎の声でA達は伏せる。すると毬がとてつもない速度で部屋を飛び回り部屋を壊す。


『毬ってこうゆう風に使うもの!?ちょっと止めて!!』


毬は壁も壊してゆき遂に外にいた鬼が姿を現す。その鬼は朱紗丸と言う毬を使う鬼だ。


朱「キャハハ！見つけた見つけた！」


すると朱紗丸は片手の毬を床に叩き落とす。だがその毬は妙な曲がり方をし、愈史郎の頭に当たりそうになる。だがその直前に、


『羽の呼吸 弐ノ型 羽線刺し!!』


羽線刺し─羽の呼吸で唯一の突き技。それで愈史郎に当たる寸前で毬を止めた。


『ゆっしーの顔は傷つけさせないZE☆』


本来なら止まるはずのない毬はAの強力な突きで動かなくなった。


愈「それがなければ良かったのにな!!」


『おっけー牧場。』


そう言いつつもAと炭治郎は刀を構える。


朱「耳に飾りの鬼狩りはお前じゃのう？」


朱紗丸は炭治郎を見ている。どうやら炭治郎が狙いだそうだ。


『炭治郎いける？』


炭「あぁ！」


炭治郎の言葉を合図に朱紗丸は毬を投げる。


『炭治郎！毬は私がなんとかする!!だから炭治郎は首を!!』


炭「分かった!!絶対に死ぬな!」


炭治郎は朱紗丸に向かって大きく前進する。だが朱紗丸は、さらし姿になる。


朱「キャハハッ!!何か言うておる！面白いのう！楽しいのう！」


朱「十二鬼月である私に殺されることを光栄に思うがいい！」


十二鬼月と言う言葉を聞きAは後悔した。炭治郎は十二鬼月の鬼に近づき過ぎた。このままでは炭治郎が危ない。


『炭治郎！駄目！一度戻って！十二鬼月は鬼舞辻直属の配下なの！』


炭「！腕が…！」


朱紗丸から腕が４本生えて全部で６本の腕が生えている。
その６本の腕で６個の毬を投げようとする。


『羽の呼吸 肆ノ型 乱飛風殺！』


Aは炭治郎を上回る速さで前進し、朱紗丸の腕を全て切り落とす。


炭「A！」


『今隙をつくった！炭治郎！首を！』

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