謎の黒い液体を気にせずに話を続けられる私達は凄いと思う ページ46
その後
『いやあ、さっきの出来事は有意義な時間だったねえ。そう思わないかい太宰くん?』
「大変申し訳ございませんでした」
「結構根に持ってる……(汗)」
『安吾だって一張羅を駄目にされるのはこれで二度目じゃない』
「あ……そういえば」
「ちょ、安吾!?A!?何でどんどんこっちに近づいて……いやあああああああああ!!!」
ー気を取り直してー
「いやーこうしてAの素顔も晒されたわけだけど本っとうに整った顔立ちしてるよね」
『太宰君には負けるよ』
もうなんか色々リセットして私の中でさっきのはなかったことにした
そう、私は知らないんだ
なんか服についているなぞの黒い液体も!!
と、まあいいとして、思った通りの言葉をウインクしながら返せば太宰くんが心臓の辺りを押さえて机に突っ伏した
「うぐっ!」
「Aさん……アイドル向いてそうですね」
『アイドルねえ……』
前も言われたな
アイドル……楽しそうだなとは思う
あの救済組ヤンデレ臭事件振りの話題だ
別に音痴でもないし体力もある
顔も太宰君と広報官のお墨付きなら良いんだろうし決して手が届かない職業ではない、多分
「Aがアイドルになったら私尊死しちゃうかも」
「まあ、その顔でとびっきりの笑顔向けられたら……それはもう……」
『へえ。太宰君が私のファンに、か』
「俺もなるな」
『やばい。想像できない。ペンライトの代わりにかれいのスプーン持ってる織田作しか頭に浮かんでこない』
「ぶふっ」
『んーやってみようかなあ』
半分冗談で発した言葉だった
「……絶対やめて」
が、太宰君は真剣に受け取ったのかなんか怖い
「Aがアイドルになったら全人類がAのよさに気づいちゃうじゃん!今だけでも敵が多いのにさらに増やさなくていいの!!!」
『ええー』
「やだやだやだ!!」
駄々っ子のように言う太宰君
大抵の人は此奴の事を面倒くさいとか思うのかもしれないが私の頭の中に出てきた言葉は一つ
可愛い
可愛い、可愛すぎるぞ太宰君
君こそアイドルやってみなよ
一週間でトップとれるよ()
黒時代組はヤンデレ臭なしで私は嬉しいぞい(フラグ)
106人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結和 - キタァァ⁈ フョウドル推しだから助かる…! (11月27日 21時) (レス) @page44 id: a19816eba0 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - 結和さん» ありがとうございます!三つのテスト地獄が終わったら本格的に更新再開すると思います!! (9月19日 12時) (レス) id: 72467f8a63 (このIDを非表示/違反報告)
結和 - 続きが気になる〜! (9月19日 6時) (レス) @page36 id: a19816eba0 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - イチィィィィィ!?さん» あっざいます!!!!! (9月3日 16時) (レス) id: 0bce2c5a7e (このIDを非表示/違反報告)
イチィィィィィ!? - まじ最高です神作作ってくれてありがとうございます更新楽しみに待ってます!!!!! (9月3日 14時) (レス) @page36 id: eb59d2896b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:三斗 | 作成日時:2023年3月4日 12時