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…
はんじょうくんととりっぴぃと暮らすようになって早いものでもう３週間になる。
初めは戸惑ったものの、もうお互いに慣れてきた。
初対面から暫くの間怖かったはんじょうくんとも
｢なー、Aーおれの眼鏡知らん？｣
『ん？そこの机の上にない？』
｢お、あったわ。ごめんありがとな｣
みたいな会話ができるようになった。
…
ある夜、３人で私の作った夕飯を食べたあと。
とりっぴぃは｢今日これから動画編集しなきゃだから！｣と言って部屋に駆け込んでしまったのではんじょうくんと２人でリビングにいる。
『今日ははんじょうくんは生放送しないの？』
｢あー、今日はいいや。昨日も長い時間やったしな｣
『そうなんだ。あ、じゃあちょっとお願いしたい事があるんだけど…いい？』
｢何？おれに出来ることならやるけど｣
そうして彼を私の部屋に招く。
『私のパソコン調子が悪いんだけどちょっと見てくれない？』
｢えぇ？そんな詳しいわけじゃないんだけど…｣
『んー、まあホントはとりっぴぃに頼もうと思ってたんだけど…急ぎなんだよね』
と言うとはんじょうくんはさっと顔色を変える。
｢…おれがやるからいーよ｣
そう言ってパソコンに向かってしまった。
はんじょうくんがパソコンを直している間、ベッドに座り足をぱたぱたさせながら話す。
『はんじょうくんはさー今人生楽しい？』
｢急になんだよｗ 楽しいよ？充実してるし｣
『そっかー。いいなあ大学生』
｢なに？Aはなんか悩んでんの？｣
そう言ってくるりと振り向いたはんじょうくんの顔が優しくて。彼になら相談してもいいかなあ、なんて思ってしまった。
…
｢そっか。Aも悩んでんだな。｣
『まあね〜なんかごめんね。こんな話急にして』
｢いや、いいよ全然｣
結局パソコンを直しながら私の話を最後まで聞いてくれたはんじょうくんはそう言うと、イスから立ちこちらへ歩いてくる。
｢またなんかあったら言えよ。話くらいなら聞いてやるから｣
ぽん、とベッドに座る私の頭に手をおきくしゃっと髪を撫でた。
『うー、私の方が年上なのに…』
｢ま、パソコンは直ったぽいからよー感謝しろよー｣
『ありがとう…』
はんじょうくんはひらひらと手を振りおやすみーと言って部屋を出ていった。
頭を撫でてくれた彼の手は大きくて、暖かくて、年下とはいえど男の子なんだなあ…と改めて認識して少し、恥ずかしくなった。
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かすみ(プロフ) - もう更新されないですか？当時から7年くらい経ったんですね。もし良かったらお待ちしています。 (4月5日 4時) (
レス) @page10 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - GENE家族の続き書いてほしいです！！ (2018年3月15日 3時) (レス) id: bbe45bfa04 (このIDを非表示/違反報告)
sion(プロフ) - ナスさん» ありがとうございます！ (2017年8月24日 21時) (レス) id: 397a2c2754 (このIDを非表示/違反報告)
ナス - おもしろいです！応援してます！ (2017年8月24日 4時) (レス) id: 7eb6630bef (このIDを非表示/違反報告)
sion(プロフ) - にの子さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年8月18日 12時) (レス) id: e37a7295bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sion | 作成日時：2017年8月9日 0時
