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事の始まりはある生放送が終わったあとの師匠との会話だった。
｢聞いてくださいよ師匠！俺仕事の都合で東京に住むことになったんすよ！｣
｢え、そうなん？部屋どこ？｣
｢それがまだ決まってなくて…｣
｢…だったらさ、俺シェアハウス憧れなんだけどやってみね？｣
｢……師匠と？…シェアハウス？！｣
｢おもろそうじゃん？まあもう１人知らんヤツいたらもっとおもろいかもね｣
｢なにそれ意味分かんなすぎるけど面白そうｗｗやろうぜｗｗｗ｣
なんてクソみたいなノリと流れで決めたシェアハウスがこんな事になるとは、この時の俺らは１ミリたりとも思っていなかった。
……
｢大家さん…これどういうことスか…？何かの間違いですよね？！｣
ドアを開けた先に何故か女の子がいる状況に困惑した俺は、暫く固まったあと声を絞り出して大家さんに問いかけた。
はんじょう師匠と計画したのは、俺らの中に知らないやつを１人入れた男３人でのシェアハウス だったはずなのだが。
俺の目の前に立っている、キャリーケースを横に携えたいかにも引っ越してきました！感が満載の女の子は誰なんだろうか。
俺は、今日大家さんがあと１人の入居者を連れてくる と言うからワクワクして待っていたのだ。
なのになんで女の子がいるんだ？まさか？いやそんなまさかあるのか？？
｢あら、言ってなかったかしら？あなた達の所に入るもう１人はこの子で間違いないわよ？｣
｢そんなの聞いてないっすよ？！｣
『そんなの聞いてないです！！』
また２人の言葉が重なる。
…ていうか君も知らなかったの？！ちょっと大家さん？！
焦る２人をよそに大家さんは嬉しそうに言う。
｢まあ、息ピッタリじゃない！あなた達ならきっと上手くやれるわよ！｣
そういう問題じゃないのでは…？？
と言葉には出さなかったが思っていると、目の前の女の子も俺と同じような表情をしていた。
｢それじゃあちょっと私は用事があるから外すわね。細かいことはまた夕方教えに来るわ。それまでは同居人の彼に教えてもらってね〜｣
そう大家さんは一方的に言って自分の部屋へ戻ってしまった。
残された俺と女の子の間に流れるこの気まずい空気……
大家さん、どうしてくれるんですか？！
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かすみ(プロフ) - もう更新されないですか？当時から7年くらい経ったんですね。もし良かったらお待ちしています。 (4月5日 4時) (
レス) @page10 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - GENE家族の続き書いてほしいです！！ (2018年3月15日 3時) (レス) id: bbe45bfa04 (このIDを非表示/違反報告)
sion(プロフ) - ナスさん» ありがとうございます！ (2017年8月24日 21時) (レス) id: 397a2c2754 (このIDを非表示/違反報告)
ナス - おもしろいです！応援してます！ (2017年8月24日 4時) (レス) id: 7eb6630bef (このIDを非表示/違反報告)
sion(プロフ) - にの子さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年8月18日 12時) (レス) id: e37a7295bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sion | 作成日時：2017年8月9日 0時
