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それからは、早かった
微かに笑みを浮かべながら暴れるトントン
規制済みの繰り出す攻撃を避けることもせず、
すべてモロに喰らいながら突っ込んでいく
力任せな攻撃には今までのような正確性はないが、
威力が段違いに高い
規制済みのHPがどんどん減っていく
「おいおい、そんなもんか？あぁ？！」
真っ赤な瞳を大きく開いて叫ぶ
思い切り振るわれた剣が規制済みに当たる
HPが尽き、規制済みが消えた
鎮圧した
、、のに
『これ、まずいんじゃないか、、？』
規制済みは消え、職員のパニックも治ったのに
トントンが止まらない
「うわぁぁあ！！」
ガキンｯと鉄と鉄のぶつかる音が鳴る
トントンが近くにいた職員を斬りつけた
間一髪で防いだようだが、、
「なんなんだよ、コイツは、！」
職員が思い切り剣を振り、トントンの粛清剣が遠くに飛んでいった
にも、関わらず職員を殴りつけた
まずいまずいまずい
『止まって、止まれトントンｯ！！』
拳を振り上げたトントンの腕を引く
「、、なんで止めるん？」
トントンが止まる
冷たい目に見据えられ背中にゾクリと悪寒を感じる
『もういい、戦わせてごめん、もういいから、』
ドクドクと血が流れている
微かにふらついているから、相当体力を消耗しているんだろう
「？、、まだやれるで？」
キョトンとした顔で首を傾げる
握られた拳が血で真っ赤に染まっている
トンが心配そうな顔で見ている
『ごめん、有難うもう大丈夫だから』
トントンを抱き寄せると、肩に頭を乗せ、私に体を預けてくる
体力が尽きたのだろうか
すー、と微かな寝息が耳元で聞こえてきた
『良かった、、』
疲れた
今にも倒れてしまいたいが、そういうわけにもいかない
自分よりだいぶ大きい男を支えてるのは正直キツい
まじで脚がプルプルしてる痛い
近くにいた男性職員にトントンを預ける
心配そうにトントンの周りをくるくる回っているトンに大丈夫だよ、と声をかける
やべぇ身体中が痛い
フラフラと歩き医務室へ向かった
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狐火(プロフ) - 続編の方も拝見させて頂きました！更新、楽しみにしてますね！ (2021年7月30日 14時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 更新楽しみにしてます！ (2021年4月3日 13時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
隠(プロフ) - こちらこの作品の続編となっております。→ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kouhakuse1/ 良ければ覗いてみてください (2020年12月19日 23時) (レス) id: 03b97d8407 (このIDを非表示/違反報告)
隠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kakure12/ この作品の続編となっております。ログインできなくなってしまったので別垢にて更新します。よければ見にきてくださいね。 (2020年6月7日 18時) (レス) id: d2e678ea72 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - あ．．．好きです(唐突な告白)素晴らしい作品ですね...作者様と気が合うかもしれないなぁ... (2020年5月21日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隠 | 作成日時：2020年1月26日 18時
