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「運ぶの手伝って。」
『あ、はい』
倒れて気を失っている脅威の殺人避役を収容室まで運ぶ
脳天ぶち抜かれてる、、ﾋｴｯ
ほとんどのアブノーマリティは割とすぐに回復するけど
収容室へ入れ終えしっかり鍵をかける
「君ここに入ってどれくらい？」
『へ？あ、えーと、もうすぐ三ヶ月です。」
「そっか決まり。ちょっとついてきて」
そう言い歩き出した彼に続いて歩く
「はいこれ。」
『、、なんですか、これ』
机の上に置かれた一枚の書類とペン
「サインして。」
『はい？？」
何を言っているんだこの人
取り敢えず書類に目を通す
成る程
要するに職員階級の引き上げについての内容だ
「この頃色々あって危険度の高いアブノーマリティを管理できる職員が減っててさ。正直誰でもいいから人手が欲しい訳。」
『へぇー、、っていやいや！いいんですか？！普通6ヶ月以上勤務していることが条件でしょう？！」
「3ヶ月も6ヶ月も同じでしょ」
『全然違うでしょ！！』
ヤベェこの人
はぁーとため息をつき早よサインしろ みたいな目でこっちを見てくる
私が悪いんか？！これ！
『どうするんですか？！私がもし首になったりしたら！責任取れるんですか！！？？」
「とるとる。はい、早よサイン」
クッソが
階級が上がったら給料も良くなる
けどその分危険なアブノーマリティと関わることも多くなる
どうしよう
『本当首だけは勘弁してくださいよ、、」
数十分間の沈黙
私が折れてサインをする
「分かってる、じゃあ今日から作業よろしく。取り敢えずまぁさっきの脅威の殺人避役見てきて。」
『へ』
じゃ、といって部屋を出ていった
残された書類に書かれた 責任者 兄さん と言う文字を睨みつける
恐ろしく雑でマイペースな上司だ
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狐火(プロフ) - 続編の方も拝見させて頂きました！更新、楽しみにしてますね！ (2021年7月30日 14時) (
レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - 更新楽しみにしてます！ (2021年4月3日 13時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
隠(プロフ) - こちらこの作品の続編となっております。→ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kouhakuse1/ 良ければ覗いてみてください (2020年12月19日 23時) (レス) id: 03b97d8407 (このIDを非表示/違反報告)
隠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/kakure12/ この作品の続編となっております。ログインできなくなってしまったので別垢にて更新します。よければ見にきてくださいね。 (2020年6月7日 18時) (レス) id: d2e678ea72 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - あ．．．好きです(唐突な告白)素晴らしい作品ですね...作者様と気が合うかもしれないなぁ... (2020年5月21日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隠 | 作成日時：2020年1月26日 18時
