けいとりんの妹はゆうとりんの彼女です。

ハッピーなバースデー ページ33

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A「え〜！実久も結衣も無理なの！？」


実久「ほんっとごめん！彼氏との先約あるの！ごめん！」


結衣「私も大事なお客様との約束はいってて...ごめんね〜！」





記念すべき、私の２２回目の誕生日の朝は、こんな会話から始まった。





去年まではずっと裕翔にお祝いしてもらってたのに、仕事がはいっちゃって。

圭人もお仕事。

パパとママはどうしても外せない知り合いの結婚式があるらしい。

なんとかしてぼっちの誕生日は避けたいという思いを胸に、

電話した女友達にもあっさり断られてしまった。





...さて、どうしましょう。





仕方なく、大学のレポートの仕上げでもしようと机に向かったその時。





A「え、誰からだろ」





私のスマホが震えた。

画面をスライドしてスマホを耳に当てると、聞こえてきたのは聞き覚えのある声。





山「もしもーし、A！」


A「ねー！やまちゃん聞いてよ！」


山「ちょ、なんだよ、お前。いきなり笑」





山ちゃんに事情を説明すると、





山「そーそー、俺もそのことで電話したの。光くんの誕生会やるからお前もついでにどーかな、って。光くん、裕翔が仕事なの知ってたから」






っていう言葉が返ってきた。

メンバーは山ちゃん、知念ちゃん、大ちゃん、薮くんだって。

他のメンバーはお仕事らしい。



そして、私は迷わず返事した。





A「いく！！」






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