けいとりんの妹はゆうとりんの彼女です。

―― ページ30

・【Keito.】




どうしよう、なんか、裕翔怒ってるっぽい....。



なんで？

圭人なんかした？



ゆうとの口数が減った理由が全然わからなくて、１０分くらい考えた。

そして、わかった！...気がする。



多分、原因は、山ちゃんがAにずっとひっついてるから。





山「A〜、それでさ、聞いてよ」


A「うん、あー、それはあっちが悪いよね」





仕事の悩みを全部Aに吐き出してる山ちゃん。

でも、......やっぱり距離が近いよね。



知念に耳打ち。





圭人「ねぇ、ゆうと機嫌悪くない？」


知「ははっ、そりゃー、Aと涼介のせいに決まってんじゃん笑」





やっぱり、知念は気づいてたんだ。

ってか知念、なんかこの状況を楽しんでる気がするんだけど..気のせい？

こんなキャラだったけな。



まぁ、それはいいとして、山ちゃんを止めなきゃいけない。

でも、俺のこの行動が、まさかもっと状況を悪化させようだなんて。





圭人「山ちゃん、Aと近すぎじゃない？ほら、裕翔もいるんだしさ。ね？」





思い切って発した言葉。

で、山ちゃんから帰ってきた言葉はとんでもない言葉。





山「え、だってわざとしてるんだもん、俺ー笑」





たった５秒くらいの一瞬の沈黙が、俺には１分くらいに感じた。

そして、裕翔は





裕翔「やま、俺もう無理だわ、ごめん」





Aの手を引いて、出て行っちゃった。





知「あーあ、涼介〜」


山「ふはっ、いっちゃったね〜笑」






...どうしよう。





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