けいとりんの妹はゆうとりんの彼女です。

描く未来 ページ23

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朝、いきなり裕翔の家に呼び出された私です。



起きてすぐ、裕翔のLINEに気付いて、そこには

”助けてください”

の一言で始まる長文が。



なんかね、まとめると

裕翔の親戚のお姉さん家族が東京に遊びに来てたらしいんだけど、

お姉さん夫婦にいきなり急用ができちゃったみたいで。

子供たちの面倒をみるのが裕翔しかいない、ってわけだそう。





A「んで、私を呼び出したってわけだね」


裕翔「A子供好きだし。ほら、お姉ちゃんにご挨拶はー？」


「こんにちはー！」


「こんちぁ！」


A「ふふっ、こんにちは！」





私と裕翔の前にちょこんと立っているのは二人の男の子。

お兄ちゃんの方は、悠羽(ゆう)くんっていって５歳。

弟は、奏良(そら)くん２歳。





A「ゆうくん、そらくん、お姉ちゃんのことはAちゃんって呼んでね」


悠羽「Aちゃん！」


奏良「そらねぇ、2しゃいなんだよぉ」


A「すごいねぇ、そらくんお兄ちゃんだ！」


悠羽「ゆうのほうがおにいちゃん！」


奏良「ちがぁもん！そらも！」





そんな二人の会話に和んでいると、奥から聞こえた...

赤ちゃんの泣き声？





A「え、待って裕翔、もしかしてもう一人いる？」


裕翔「あ、うん。万緒(まお)ちゃん、８カ月と実緒(みお)ちゃん」


A「え、えぇ！？双子！？」





５歳と２歳の男の子に、８カ月の双子ちゃん。



今日は波乱の一日になりそうな予感です...。





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