けいとりんの妹はゆうとりんの彼女です。

―― ページ22

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なんとなく二人でベッドに寝転がりながら、雑誌を眺める。

肩と肩が密着してて、ちょっと、いやかなりいい雰囲気。



ふと、裕翔と目が合って唇が触れた。

そして、それが何度も何度も重なって、だんだん激しさを増してくる。





裕翔「A、いい？」


A「...うん」





そんな言葉を口にした後、私があおむけにされて、裕翔が上にまたがった。

そして、また口づけが再開しようとしたその時。





圭人「Aただいま〜」


涼介「おっじゃましまーす！」





玄関のドアの開閉音とともに聞こえた二つの声。

反射的に裕翔は私の上から飛び降りて、私はとっさに体を起こす。





圭人「え、裕翔！？」


涼介「なんでゆーてぃいるの」


裕翔「や、なんでって...笑」


A「は、あたし圭人に言ってなかったっけ」


圭人「聞いてない聞いてない！」


A「え、うそぉ...もう、...」





せっかく久しぶりの...だったのに邪魔されて何とも言えない、ね。

複雑な気持ちっていうか。

まぁ、圭人は悪くないんだけどさぁ...。


むしろ言ってなかった私が悪い。




圭人「ほんっとごめん！」


裕翔「いいよ、圭人は聞いてなかったんでしょ〜？」


涼介「いや〜、俺からもさーせん、笑」


A「...山田に言われると腹立つわ」


涼介「ごめんって！笑 まぁ、どうせイイトコだったんだろ？」


A「...っ、うるさいっ！」


涼介「照れてる〜笑」





結局、裕翔とはできずにお家デートは終了。




でも、そのあと7会が開かれて楽しかったことは楽しかったんだけどね。

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