けいとりんの妹はゆうとりんの彼女です。

―― ページ20

・【Ryosuke.】




涼介「ゆーてぃは、ちゃんとAのこと好き！冷めてもない！胸張って言える！」


知念「ゆーてぃね、今Aに心配かけないようにしてるんだって」


A「しんぱい？」


知念「うん。最近ゆーてぃよくラブシーンやるでしょ？それでだいぶ前にAが不安になったの気づいてたんだと思うよ。ゆーてぃ」


涼介「だからほんとはいっぱい愛してあげたいけど、不器用ですから。あの人は。」


知念「必死に冷静よそおってたんじゃない？笑」


涼介「ま、わかったっしょA。お前は結局愛されてんの」





俺と知念が一気にべらーっとしゃべったせいで、放心状態のA。

でこぴんすると、





A「いった！」





やっと普通に戻った。





A「ふーん...裕翔、そんなこと言ってたんだ。...もっと甘えてくれてもいいのに」


知念「だからAもそれ直接伝えな？最近なんか自分年上で引っ張らなきゃって思ってるみたいだし」


A「そうだね、...うん。そうだよね」





来たときはちょっと元気がなかったけど、胸のつかえがとれてすっきりしたのかな。

今はもう俺が入れたコーヒーを一気飲みして、知念と仲良くゲームしてる。



でも、なんでわざわざ俺に相談なんかしたんだろう。

女友達もいっぱいいるだろうに。圭人だって。

Aに聞けば、



”まず圭人は論外だし、友達だとノロケだって流されちゃうから。聞き上手な涼介が一番いいの！ありがとね。”



なんて言ってて。



そういうとこ、可愛いなって思った。

まぁ、口悪いし生意気だし女子力ねーけど、昔からなんか妹みたいで。

なんかほっとけないこいつ。





俺でよかったらいつでも相談乗りますよ。





ゲームに負けた罰で変顔を知念に見せてるAに向かって思った。





・

甘えてね→←相談らしいです

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