けいとりんの妹はゆうとりんの彼女です。

兄と朝 ページ2

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圭人「ほらAおきて、裕翔とデートなんでしょ、」





夢と現実の間に立たされてる私の耳に、柔らかーい声。





あぁ、また寝ちゃう............





圭人「いい加減起きなって！.......もう、よいしょ、っ」


A「ん”−、ゆ、うと？」


圭人「裕翔じゃないよー、圭人だよー」





背中に回される手のぬくもりを感じて、だんだん目が覚めてきた。


そして、完全に意識がはっきりしてきて、圭人の胸の中にいるっていうことに気付く。





A「きゃぁ、なんでけいとにはぐされてるの、」


圭人「だってAが起きないからぁ」





どうやっても起きない私を、圭人は抱き起してたみたい。





A「まって、今何時。」


圭人「９時ちょうど」


A「うっそーん！待ち合わせ９時半！」


圭人「だから言ったのに」





私が急いで着替えてる間に、圭人はパンを準備してくれてる。

これぞ兄妹協力ぷれい！





あー、昨日服決めといてよかった。





圭人「はい、A。コーヒー熱いから気を付けて」


A「ん、ありがと」





どんな時でも優しい圭人。(悪く言えばヘタレ


たったの一歳違いだし、ヘタレだし、”お兄ちゃん”なんて言えたもんじゃないけど。





いい兄を持ったと思ってますよ、妹は。



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