双子の妹はクールで天才！？〜２〜

☆９３話☆ ページ47

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


――で、外に出たけど………


　「こき使ってごめんねーー(泣」


数分して目に入ったのは委員長が担架で運ばれるところ…。


委員長…一体 何があったんや…。

疲れに負けて倒れたか…？


流架「…泉奈、棗達が出てこないんだけど…」

泉奈「ん？迷ってるんやない？」

流架「そ…そうかな…(汗」

泉奈「だって他に理由が思いつかんし…………あ」


……1つだけ思い当たる節があった…。


流架「？どうしたの？」

泉奈「そういやウサギンを追いかけようとした時、
…壁が降りてきて蜜柑と日向君が閉じ込められてた…」

流架「えっ 何でそれを言わないんだよ！？」

泉奈「だって仕掛けやから少しすれば開くと思ったし。
まさか停電になるのは予想外やったな…」

流架「と、とにかく誰かに知らせないとっ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


あの後、お化け屋敷担当の人を呼んで2人が閉じ込められてる所へ向かった。


　「あ、あそこだ(汗」

　「まだ中に人が残ってたとは(汗」


そこの前に着くと、中から蜜柑の揉めてる声が聞こえた。


何騒いどるんやあいつ？


ガシッ

　「せーの」

ガガガガ…


みんなで降りていた壁を持ち上げた。


流架「棗っ」

委員長「蜜柑ちゃ…ん…」


中を見たほとんどの人が絶句した。

ウチは眉間にしわが寄るのを感じた。


なぜかというと、

………………日向君を蜜柑が押し倒してるような光景があったから。


蜜柑「え…(泣」

流架「……何してんの2人共(汗」

蜜柑「え、何って…。
ハッ)こ…これはちが…(汗」

ス…


蜜柑が退いたことによって、日向君が立ち上がった。


棗「誰も見てないからって襲ってんじゃねーよ、痴漢女」


そう言って、日向君は去っていった。


蜜柑「ち…ちがーーーーうっっ////(泣」


…まあそんな事は置いといて……


泉奈「へぇ…そう、あんたそんな子だったの…」

蜜柑「へ…」

泉奈「………(冷たい目」

蜜柑「い…泉奈…？ちゃうよ？本当に違うんよ…？(震」


まあ取っ組み合いになってああなったのはさっきの揉めとる声で分かるけど……


泉奈「ルカ、売店にでも行きましょうか(一生 勘違いされてろ)(怒」

流架「え(汗」

スタスタ…


日向君にぶつけられない怒りを蜜柑にぶつけて(手を出したのは棗じゃないから)

ルカを連れて足早に外に向かった。


蜜柑「ほ…本当に違うんやってばーーーーーーーーっっ(泣」


蜜柑の叫びが聞こえたが、無視してお化け屋敷を後にした。

☆９４話☆→←☆９２話☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す