双子の妹はクールで天才！？〜２〜

☆９０話☆ ページ44

流架「あ、あれじゃないかお化け屋敷」


前を見ると、いかにもお化け屋敷という建物があった。


蜜柑「おおっ すげーーっ(汗」

バタン…


お化け屋敷から人が出てきた。


　「うわーーん、怖かったよ(泣」

　「もーやだーー(泣」

　「血がドゥバーー(泣」

　「生首がーー(泣」


………………うん、何ていうか……。


蜜柑「ここって……主に委員長の幻覚とかで人を怖がらしてんのよな…」

流架「…飛田って、ああ見えて結構 奥行きある奴かも……」

棗「どんな奥行きだ」

泉奈「人格を疑うわね…」

蜜柑「……入る？」

泉奈/流架「「………」」


委員長、あなどれない奴疑惑発生…。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


…まあお化け屋敷の前で立ち往生した末、入ることにした。


委員長「蜜柑ちゃん、泉奈ちゃん、来てくれたんだ！」

蜜柑「委員長っ」

泉奈「蜜柑がどうしても行きたいって言うからね」


委員長がウチらに気づいて駆け寄ってきた。


でもその顔はどう見ても疲れている。


委員長「入って入って！優先的に入れるようエントランスに頼んでおくから」

蜜柑「…あれ、委員長、何か疲れた顔してる？」

委員長「あ…そっかなーー…。
ここ2日、休みなしでずっとここ担当してたから…」

蜜柑「えーー 大丈夫ーー？(汗」

泉奈「休んだ方がいいんじゃない？」

委員長「ううん大丈夫！！それより午後また会おうねーー
じゃ、楽しんでってねーー」


そう言って、委員長は持ち場に戻っていった。


…………にしても……


泉奈/蜜柑/流架/棗「「「「………」」」」


楽しむ…ねぇ…。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ギィ…


今はお化け屋敷の入口の所にいる。


扉の音からして不気味やな…。


蜜柑「い…泉奈かルカぴょん入れば？」

流架「えっ 何で(汗」

泉奈「何で私か流架が先に入らなきゃいけないのよアホ(ゴンッ」

蜜柑「ギャッ」


ウチは蜜柑の頭を殴った。


棗「てめーが入れよ言いだしっぺ(ドカッ」

蜜柑「ハギャッ！！」


で、日向君が蜜柑を蹴って中に入れた。


そしたら…………


ギィーー…バタン…


蜜柑「きゃあぁぁぁ！！ドアが勝手にいぃぃぃ！！」

泉奈「うっさい」


だからこいつとは行きたくなかったんや…。

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