双子の妹はクールで天才！？〜２〜

☆５１話☆ ページ5

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で、今はホワロンの列に並んでるんやけど…。


心読み「あれ？ルカ君とよーちゃんと泉奈ちゃんだー」

泉奈「あ、心を読む人」

心読み「アハハッ 心読みでいいよーー」

泉奈「じゃあ心読み君で。にしてもあなた、荷物 多いわね」

流架「もしかして文化祭の買い出しか？」

心読み「うん。もうやになっちゃうよ〜〜」


いや、全然イヤそうに見えへんけど。


心読み「え〜〜 めんどくさいよーー？」

泉奈「あ、そう。…ってか勝手に心読んだな」

心読み「だって泉奈ちゃんって、滅多に心読めないんだもーん」


ちっ 油断してた…。


……今度からこいつが視界にいる時は絶対 無効化しよ…。


泉奈「…ところで、心読み君もホワロン買いに来たの？」

心読み「うん、家族に送る用で3箱 買うんだ」

泉奈「ふーーん…(家族に送る、か…)」


ウチもじーちゃんに買おっかな。

色々と心配させとるし…。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


――というわけで、ウチもじーちゃん用に1箱 買った。

ついでに言うと、抹茶味があったからそれを買った。


じーちゃん、お茶が好きやしな。


泉奈「よーちゃん美味しい？」

陽一(コク…

泉奈「そっか、よかったね」←心読みがいるから標準語

陽一「……あげりゅ(ス…」


よーちゃんがホワロンをウチに差し出してきた。


泉奈「え、いや…私はいいわよ」

陽一「………(ムス…」

泉奈「え、あ…(汗」


あかん…もしかして拗ねてもうた…？


…挙げ句の果て、ウチからそっぽを向いた。


泉奈「わ、分かったっ 食べるっっ」

陽一「……あい」


ホワロンをウチの口に近づけてきた。


う…っ た…食べたくない…。

でも食べな…。


そう自分に言い聞かせて口を開けた。

…その途端に口全体に甘い味が広がる…。


あ…甘い…甘すぎる……。


そうは思ったが、ここで顔に出せば

よーちゃんがキズつく可能性があるから平然とした顔で食べた。


泉奈「…うん、美味しい。ありがとうよーちゃん(微笑」


顔…出てないよな…？


流架「い…泉奈…(甘いもの嫌いなのに…)(汗」

心読み「幼児にはメロメロだね〜〜 アハハハッ」

泉奈「うっさいそこ(怒」


しょうがないやん…好きなもんは好きなんやもん…。

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