･ ページ23
kaito side
「盗み聞き？趣味悪いなー｣
なんて当たり前のように言い返す、じん
「本人がおらんとこで話すのもどうかと？｣
「本当の話をしてただけですけどね、｣
「じゃあせめて俺のいるところで話せや笑｣
喧嘩のように見えるけど楽しそうに話す2人
それでも気まずいから顔があわないように伏せる
「てか、海人と2人にしてくれん？｣
「家主に出てけと？｣
「察しがよろしいことで｣
「わかったよ、笑 コンビニでも行きますか、｣
『待って』と言おうとしたけれど、
さすがに廉と向き合わなければいけない、
バタンと扉が閉まって、
『さてと』とベッドに腰をかける
「海人は俺のこと嫌い？｣
こっちの方が聞きたいよと思う気持ちを抑えて
「嫌いじゃないよ｣
「じゃあなんで俺から逃げるん｣
『それは、』と言いいそうになり、口を閉じた
「別にいいよ、言ってくれた方がスッキリするし｣
『ほら、早く』と言わんばかりに視線を向けられる
「廉が、、俺のこと嫌いなんでしょ？｣
「え、？ちょ、ちょい待ち、なんの話？｣
とぼけるな、俺はあの顔に何度も傷つけられた
「俺が告白した時、嫌いって｣
「え、俺嫌いって言ってないよな？｣
「顔が言ってたもん、顔が｣
そう言い続けたら急にふにゃっと笑われる
それからツボに入ったのか声を出して笑い始めた
「顔が、、ふははっ笑 あかん、腹やられる！｣
「だ、だって！引いてたもん、
あの時、めっちゃ苦笑いしてたじゃん！｣
･
『いやぁ笑った笑った』と言い目を合わせてきて
「嫌いじゃないよ、海人のこと｣
「好きでもないくせに｣
『さあ、どうでしょう』またからかう言葉をひとつ
「思わせぶりはもうやめて、｣
「好きじゃなかったら追いかけたりしないって｣
ふと顔をあげると、この前と同じ顔をしていて
「その顔！その顔してた、｣
「はぁ、？この顔？どんな顔だよ｣
「迷惑そうって言うか、嫌そうな顔｣
「はぁ、勝手に勘違いすんな、
さっきの顔、別に嫌な顔じゃないで？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海結(プロフ) - ここさん» 最近あまり投稿できてなく申し訳ございません。とても嬉しいです本当にありがとうございます！これからも応援していただけると幸いです。リクエストなどあれば書かさせていただきますので、その時はお伝えください！ (2021年1月16日 21時) (
レス) id: efcf65a083 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しませていただいております。この作品、本当に大好きです！ほっこりするので、癒しとして読んでいます笑これからも応援しています！突然失礼致しました。 (2021年1月12日 21時) (レス) id: f836b84318 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海結 | 作成日時：2021年1月2日 14時
