大鷲達の最後の愛物語 (ページ27)

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僕の無力感ページ27

～トワside～
ク「おい、起きろトワ」
目が覚めると見たこともない場所だった、Dayが居ない…けど良いよ。あんな奴。
「ここは…？」
ク「川を流れてここまできたみたいだ、どこかはわからねえけどな」
川を流れて…？いや、おかしい。だってまわりに水なんて見当たらない…。
まるで誰かに連れてこられたみたいｎ…っ！！！
キイイイイイイイン
あの時の音…、そう大鷲達がおかしくなる。
僕は精一杯抵抗した、しかし今回のはとても強力で角が折れているクティク君さえも苦しんでいる様子だった。
嫌だ、嫌…Dayに迷惑をかけたくない。
…心配してる、やっぱ、大切な存在だったんだ。そう思ったときにはもう遅かった。

「…ごめ、んね」
途切れ行く意識の中、僕は何かに謝った。

～Dayside～
…そっか、シエルもなんだ。
やっぱ難しいね、恋愛ってさ。
シ「そろそろ進まなきゃ、あいつが追ってきちゃう」
あいつ…、あいつって誰だろ。
まあ進んで損することは無いしね。
僕は大鷲に姿を変えたシエルの背中に乗り先に進んだ。
…なんか乗せてもらうのって申し訳ないなあ。

進んでいると鎧をまとった大鷲達が現れ僕たちにレーザーを打ってきた。
なんで…？僕達以外の大鷲達はレーザーを打てないはずじゃ。
その答えは誰も返してくれずシエルにビームが当たりシエルは落ちていった。
僕はシエルを背中に乗せようとしたがうまく乗せられず僕も落ちていくしかなかった。
…無力感。それがシエルのかわりに僕の背中に乗ってきた。

ああ、僕…なにもできなかった…ごめんね……ラスティアちゃん