キヨって弟いたんだって

二十二話＊にじゅうにわ ページ22

何故かお母さんから
電話が来た、



急いだ様子で、





今すぐ病院へきて。


だって。








ヒラさんにあやまって、
俺は急いで病院へ向かった。




嫌な予感を背負いながら。









母「キヨが倒れたらしいの...」





貴「え、あ、...兄ちゃん...？」









病院に行って、

実は冗談ですとかだったら。







どうしてやろうかとか
思ってたのに。



何で、いつも...何でだよ。







こういうときに。








母「あんた、明日で帰る予定だったでしょ？」





貴「え？」






母「ほら、キヨの家から」







あ、ああ...。


そっか。

いろんなことがありすぎて
忘れてた。




けど、あのままだったら。






俺は帰れなかった。







家から。

そう思うと少し
ぞわっとする。



なんで、俺はこんなことを。








その後、俺はとりあえず
ヒラさんの家に泊まらせてもらう事になった。








少し、不安だ。

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