2.葬儀屋の仕事 ページ3
葬儀屋 Under taker…──＜シエルside＞
シ)「いるか。アンダーテイカー」
ｼｰ……ﾝ──
いつも通りの呼び掛けに対し静まり返った部屋
セ)「お留守でしょうか?」
シ)「棺からおどかしてこない所を見る限りそうだろう」
アンダーテイカー)「おどかしてるつもりは無いんだけどねぇ」ﾄﾞﾛﾝ
シ)「うわぁっ!?」
ア)「ヒッヒッヒ…」
シ)「�・っ!だったら普通に登場しろ!!」
ア)「ﾋｯﾋｯﾋやっぱり伯爵は面白いからねぇ」
背後から現れたアンダーテイカーは何やら袋を担いでいた。
シ)「? どこかへいくのか?」
ア)「あぁ、まぁね 小生は今からお仕事さ。
遺体を引き取ってほしいって依頼が入ってね」
セ)「? “引き取り”…ですか?葬儀の依頼ではなく」
ア)「貴族のお家からだよ。確か…マッケンジー…だったかねぇ?見覚えのない遺体が転がってたからこっそり引き取ってほしいそうなんだよ」
遺体が…転がっていた……まさか…!
シ)「例の…取り替え子事件の新しい被害者か…!?」
ア)「さぁそれはどうかなぁ?…伯爵が知りたがっていることと、関係あるんじゃないのかい?ﾋｯﾋｯﾋ」
シ)「っ 僕たちを待っていたのか…」
ア)「偶然だよ、偶然。良かったら伯爵も来るかい?」
シ)「!」
ア)「百聞は一見にしかずさ。…まぁもちろんただでとは言えないけどねぇ」
シ)「分かっている。セバスチャン」
セ)「御意」
アンダーテイカーに歩み寄るセバスチャン
セ)「ではアンダーテイカーさん。今から私が言うことを、できるだけリアルに頭で想像してください」
ア)「? あぁ」
セ)「それでは少々、お耳を拝借。
実は先日、坊ちゃんが…((ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ」
ア)「ぎゃっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」←
シ)「何を言ったァァァ!!!(怒)」←心当たりがない分気になる
ロンドン・マッケンジー邸…──
僕らは屋敷の裏手にやってきた。
シ)「? なぜコソコソと…」
ア)「そりゃあ、『見覚えのない死体』を引き取るんだからねぇ」
そうか。確かに表沙汰にはしたくない…。
? だが待てよ?と言うことは…
シ)「ヤードに通報は?」
ア)「するわけないだろう?」
シ)「見覚えのない死体なら、ただ『転がっていた』で解決だろう?多少の疑惑はあるだろうが…何もしていなければ取り替え子事件の被害者としｔ「もしもーし」イラッ」
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