２３・グチャグチャ ページ24
湯を持って地下牢へと降りてゆく…
怖い…、でも会いたい。
いや、会わないといけない。
バッと前を向き軽快に降りてゆく。
ハンジ「お待たせー♪お湯持ってきたよ！あと新しいシーツも！」
プンッと鼻に付く行為の臭いに顔をしかめる。
暗くて見えなかっただろうけど、胸糞悪い。
歩を進める足が、Aの顔を見たいと急き立てる。
カツナ「おう。丁度、診察とチェックが終わった所だ。簡単には拭いておいたから後は頼む」
ハンジ「はいよー！了解！で？変わった事はあったのかい？」
カツナ「んー、一応機密事項なんだが…お前なら仕方ないか。
(ﾎﾞｿｯ)取り敢えず体を拭いてやれ、…見てもビビんじゃねえぞ」
耳打ちされる
緩くランプの光りが赤黒いモノを映し出す。
ヒュッと息を飲んだ。
今までにない、いや死体でなら見たことあるレベルの凄惨さ…
立ち尽くした。
いや、正直座り込んで小便を漏らした。
ハンジ「あ、あはは、はは。ねぇ…何でこうなるの？おかしいでしょ？なんれ…」
ガクガクと云う事を聞かない体
目の前の光景を拒否する脳。
ため息をついたカツナがイスに腰掛けて話し出す。
カツナ「Aよ。これは人類の為だ。君が人類の味方だと言うなら耐えるしかないんだ…
同じ”人”として”女”として辛いのは判る。だが、耐えてくれ。
いつか…こんな実験も終わりが…」
ガンッ
ハンジが立ち上がり壁を殴る。
ハンジ「終わりだと！！その終わりはッ…Aが死んだ時だろうが！カツナ！！コイツは巨人じゃないだろ！？なぁ！？本当に必要なのは巨人のサンプルだろう？？間違ってる！！」
カツナ「…」
ドスッ…！ ガッ！！
ハンジ「ふっ…ぐっ…」
肺付近に拳を叩き込まれ床に捩じ伏せられる。
カツナ「落ち着け。今はまだ耐える時だ…。今の王政では…どうしようもないんだよ…。あとは調査兵団に頼るしか…
巨人が捕獲されれば、そちらに目標が向くかもしれん…。耐えろ」
ハンジ「ーーークソッ」
A「……ひゃいひょぶ…」
緩く動く手が床から見え
彼女の声が…聞こえた
ガバっとカツナを押しのけて這いよる。
ハンジ「あ…、あ…ああああああああ！！」
縋る様に泣き叫ぶハンジの髪を力の入らない手が撫でていく。
彼女の顔は顔面が半分潰れて口も満足に開かなくなっていた。
傷口からはシュウシュウと音を立てて回復していってる様だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とりすけ(プロフ) - Anchorさん» ありがとうございます。なんか行き詰まっちゃって…(;´д｀)そのうち頑張ります！すいません！ (2014年10月4日 0時) (
レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
Anchor - 続き待ってまーす！ (2014年10月1日 20時) (レス) id: 553f3f5138 (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - 覇滝華さん» きゃー(/ω＼*)はずかちいw← HPとかじゃないのでブクマとか関係ないので全然大丈夫ですよw書いてる本人がドドドドウシヨウ状態の作品ですが、面白かったなら良かったです♪ありがとうございます！ (2014年8月28日 1時) (レス) id: 51327fd6ec (このIDを非表示/違反報告)
覇滝華 - 初めまして！！小説みました！！とってもおもしろいです！それと、ログインしていないので、ブックマークさせていただきました！勝手でスミマセン<m(__)m>更新頑張ってください！！ (2014年8月28日 0時) (レス) id: bde1455e60 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぴろ先生 - な、なんですか！その寸止めはっ！言っちゃっていいんですよ？（ニヤニヤ）そうでしたか(^^)分かりました！俺もなるべくそうします！ブハッ！可愛い可愛い…ナデナデしていいですかっ！？←すいませんwww (2014年8月4日 20時) (レス) id: 15988c9980 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とりすけ | 作成日時：2014年7月15日 14時
