【進撃】beginning of the end【ハンジ】

１１・ヒトトシテネガウ ページ12

ハンジ「・・ありがとうございます。努力します。


・・・・一つだけお約束して欲しい事がございます。彼女には実験以外では人としての生活をさせてください。地下牢でかまいませんので」



ピクシス「判った。約束しよう。ユビキリゲンマンするかえ？」




ハンジ「お言葉だけで充分です。では失礼します」





パタン






ふーーー


ピクシス「・・・思いつめ過ぎないと良いのじゃがなぁ・・・」




窓から見える青空に独り言を漏らす。









　





リヴァイが立ち去るハンジを窓辺から見守る



リヴァイ「・・・あいつは大丈夫なのか・・・？ああ見えてあいつは・・・」



エルヴィン「大丈夫だよ。彼女も自分の立場を判っている。もしもの時は・・・その心構えまで出来ているはずだ。リヴァイと同じようにな」


小さく笑う


リヴァイ「・・・・そうだな・・・」







　
　




部屋に帰りたくなくて気分転換に兵庭を散歩する・・・




自分の気持ちの整理をつける為に。








彼女・・・Aは多くの人を殺した。


だが本意ではない。

悲しいけれど事実は変えられない。





人体実験・・・その最中に巨人化するかもしれない。


その時は・・・・



手の平を見つめる。





先日の光景が目に浮かぶ・・・・




何人もの人に殴られ蹴られ・・・・最後にワイヤーでネットに串刺しにされた。






ぎゅっ・・・・




私がやらねば辛い思いをさせるだけだ・・・



滲む涙を隠して、大きな青い空を仰ぐ・・・






人一人なんて小さな存在だ


自分が出来る事をしよう。

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