罪と罰 ページ27
朝の眩しい光に重い目を開ける。
あれ・・・?いつの間に寝たんだ・・・?
暖かい布団・・・良い匂いがする・・・
ぼーっと寝ぼけた頭で気持ちよさに酔いしれる。
何気なくゴロっと寝返りを打つ。
A「っつ・・・!!」
鈍い痛み・・・と共に徐々に昨夜の記憶が・・・這い出してくる。
ゾクリと・・恐怖とも怒りとも知れない感情で冷や汗が流れる。
リヴァイ「・・・・A?起きた?」
ビクンッ
布団をかぶっているにもかかわらず判るくらい体が反応してしまった。
クソッ
布団を取り払い
静かに起き上がる。
リヴァイは静かに床に膝をつく。
そうなるとは理解していたがその邪悪なまでのオーラに気圧された。
リヴァイ「ごめんじゃすまないとは判っているが、ごめんなさい。興味があったのは事実だがあそこまでするつもりは無かった・・
どんな罰でも受ける・・」
自分でも何であそこまでしてしまったのか判らなかった。
だから、腹を括った。
ゆらりとAが立ち上がる。
ビクリと体が強ばる。
A「立て」
ガクガクする膝を押さえて立ち上がる。
何が起こったのか判らなかった。
視界がぐるりと回って、目がチカチカした。
A「出て行け」
聞いたこともない声で言われた。
しばらく理解出来なかった。
A「・・・失せろ。さもなくば・・・」
何か、金属音が聞こえた。
目の前がまだぼんやりしていたが壁伝いに立ち上がり、ドアから出た。
それがAの下した望みならば受け入れるしかないから。
バタン
ずるり・・・
リヴァイ「・・・ひゅっ・・・・」
ずるりと廊下の壁にもたれて座り込む。
背中を打ったのか息が出来ない・・・。胸が苦しい
リヴァイ「ぜ・・・はっ・・・はっ・・・」
呼吸と耳鳴りで世界がぐねぐねとねじれる。
呼吸が落ち着いてくると、体の感覚が戻ってきたのかジンジンとした痛みが徐々に感じられた。
感覚のない口を拭うと血が・・。
リヴァイ「くっ・・・うぐ」
左頬が感覚がない。
左頬を殴られて壁に叩きつけられた・・・か。
はは・・・。こんな・・一発で済むなんてアイツもとんだ甘ちゃんだよな。
くくく・・・
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リヴァナミ - 私、男なのかまぁ俺っていってるしな 少し想像しにくい...でも物語的に面白いです! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 32b71cf3cb (このIDを非表示/違反報告)
黒フクロウ - クソエロい…でも面白いよ…頑張れ (2018年3月22日 20時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まず一言で言うなら、ありがとうございます!めっちゃ興奮しました!あのままもっとやって欲しかったですね・・・。リヴァイめっちゃ可愛かった・・・もう少しであの世でしたよ (2017年8月22日 1時) (レス) id: 913b27b947 (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ@(プロフ) - 同性愛ものには専用のフラグを立てなければ、違反ですよ(^-^; (2016年5月24日 19時) (レス) id: 050c8f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます( 〃▽〃)誘い受けにするしか主を攻めにする道はないと思って(笑)ちなみにかなり長編ですが完結しましたm(__)m (2014年8月2日 1時) (レス) id: d42fc90927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりすけ | 作成日時:2013年12月1日 18時