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写真立て ページ21

相変わらず風呂にもロクに入らない部屋を片付ける気もないAに仕方なしに掃除するのがクセになってしまった。


何より、あの恐ろしい洗面所と風呂場はもう見たくない・・・




思い出すだけでゾワゾワする。







カタン



換気の為に開けた窓からの風で何かが倒れた音がした。





読んでいた書物を置いて、そちら・・Aの机へと向かう。




写真立てかな・・?




起こすと楽しそうに笑っているAと女性が居た。


ドキン



え・・・っと







バタン





扉が開かれる



何となく咄嗟にソレを隠してしまう。






A「うーーー・・眠い。そんなに出来るわけねえだろっ!!」





ズバンっと床に書類を叩きつける。


それに驚いてカシャンっと落としてしまった。



しまった!!



A「あ”??」



リヴァイ「あの机の上・・を掃除してたら・・あの・・・・

ごめんなさい」



割れてしまった写真立てを申し訳なさそうに出す。




カシャ・・・



無表情でその写真を見下ろす。




A「・・・・・・・

別にいい。触るなケガする。」




ガッっと写真立てを割り写真だけ取り出した。

破片がパラパラと落ちる



床に座り込んでその様を見ていた。



Aは無表情だった。





じっと見上げる俺に



A「何だ?興味あるのか?」



リヴァイ「あ・・いや・・・」



パラリとその写真を落とされて、拾った。



A「俺の嫁さんだ」



ほー・・嫁ねえ。・・・嫁・・・



リヴァイ「えええええ???あんた結婚してたんか!!!???」





ひょいっと持ち上げられる。

A「動くな、破片が落ちてる」



すいっと持ち上げられて反対側に下ろされる。






A「・・・もう死んだがな。

ガラス・・危ないから掃除しとけ」





あ・・

そ・・そうなんだ・・






ぽんぽんと体をはたき写真を拾う。




Aの見たことも無い表情に胸がチクリとした。

訳の判らない感情が湧いてくる。


なんだ・・?悔しい?寂しい?

意味が判らねえな。

ふるふると頭を振って自分で理解しかねるその感情を忘れようとした。

戻らない遠い人→←恐怖と高揚



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設定タグ:進撃 , リヴァイ , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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リヴァナミ - 私、男なのかまぁ俺っていってるしな 少し想像しにくい...でも物語的に面白いです! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 32b71cf3cb (このIDを非表示/違反報告)
黒フクロウ - クソエロい…でも面白いよ…頑張れ (2018年3月22日 20時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まず一言で言うなら、ありがとうございます!めっちゃ興奮しました!あのままもっとやって欲しかったですね・・・。リヴァイめっちゃ可愛かった・・・もう少しであの世でしたよ (2017年8月22日 1時) (レス) id: 913b27b947 (このIDを非表示/違反報告)
やなぎ@(プロフ) - 同性愛ものには専用のフラグを立てなければ、違反ですよ(^-^; (2016年5月24日 19時) (レス) id: 050c8f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
とりすけ(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます( 〃▽〃)誘い受けにするしか主を攻めにする道はないと思って(笑)ちなみにかなり長編ですが完結しましたm(__)m (2014年8月2日 1時) (レス) id: d42fc90927 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とりすけ | 作成日時:2013年12月1日 18時

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