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1話 ページ4

三日月「主、名はなんという」

貴「……葵A…」

三日月「A…か。
これから主のことはAと呼ばさせてもらうが構わないな?」

貴「まぁ別にいいですよ…。主ってなんかむず痒いですし。」

私、主って柄じゃないしね

三日月「俺のことも好きに呼ぶといい。」

貴「じゃあ三日月で。」

こうやって普通に話していると

三日月が刀であることを忘れそうになる

貴「…ふわぁ…」

なんか、だんだん眠たくなってきた

それになんだか体が重たい

まるで、1日中ずっと運動してたみたいに

体が疲れているのだ

三日月は

ウトウトとする私を見て

少し考える素振りをし、口を開いた

三日月「…ふむ。
どうやら霊力の使いすぎだな」

貴「え…私、貴方を具現化させた以外に霊力なんて使ってませんよ?」

三日月「俺をここに呼ぶにはかなり霊力を消費する。そもそも初めての鍛刀で俺を呼んだのはAが初めてだと思うぞ。」

え…そうなの?

三日月「霊力を使うこと自体、初めてのことだから不慣れだというのに、更に俺を呼んだのだぞ?体に負荷がかからないはずがない。」

好きで呼んだんじゃないんだが…。

てか、私ってそんなすごいことしてたんだ

貴「もしかして私、天才ですか?」

三日月「天才ではなく
天性の阿呆だと思うが?」

貴「あ、阿呆!?なんでですか!?」

三日月「当たり前だろう。
俺を具現化させてしまうほどの霊力を初めて鍛刀で使う奴のことを阿呆以外のなんだと言うのだ。もう少し霊力の加減というものを知れ。」

貴「……つまり、初めての鍛刀であなたを呼んだの、私が初めてだと言うのは
他のみんなが出来ないという事ではなく
やらないということですか?」

三日月「先程からそう言っているだろ」

くそう

笑顔で毒吐きやがって…。

三日月「もうそろそろ体も限界だろ。俺が後で部屋に運んでやるから、しばらく寝ていろ。
なに、心配するな。俺は小娘の寸胴な体型など全くそそられんから、襲いはしない。」

色々と失礼なことを言われ

言い返したかったが

三日月の言う通り、もう体が限界だ

三日月の肩に頭を乗せ、私は目を瞑る

元気になったら絶対言い返してやるんだから

貴「……覚悟、してくださいね…。」

2話→←少し変えました



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詩織(プロフ) - カタカナさん» コメントありがとうございます!!他の作品を楽しんで頂けたら、嬉しいです!! (2月1日 21時) (レス) id: 30b6f2e3cd (このIDを非表示/違反報告)
カタカナ - 「真っ黒い則宗」さんから来ました。すごく楽しい(←え)これから全作品読みに行ってきまーす。ドSさいこー(⋈◍>◡<◍)。✧♡ (2月1日 10時) (レス) @page6 id: 05cc50fa66 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 三日月、色々言いたい事はあるが一つ言わせてもらう...アンタ、ジジイだろ!?なんで、ドSな対応とか知っているんだよ!! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 詩織さん» 教えて下さりありがとうございますm(_ _)m (2017年4月9日 15時) (レス) id: 928aa52be8 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - 時雨さん» 普通の意味で月が綺麗だぞと言いました。紛らわしくてすみませんm(_ _)m (2017年4月9日 12時) (レス) id: 270f0a0137 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩織 | 作成日時:2017年3月5日 22時

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