２２話 ページ27
そして私達は
試行錯誤の結果
可愛らしい兎と熊の着ぐるみを着ることにした
途中
『ぐまざぁぁぁぁぁんんんんんん！！！』
『うざぎざああああああんんんんんん！！』
と何故か大声を発しながら抱きつく子供たちに捕まったが
なんとかやり過ごせた
鶴丸「お、やっと三日月を見つけたぞ！！」
ようやくこれで尾行ができる
三日月は待ち合わせスポットとして有名な
ミミズク象の前で時間を気にしながら立っていた
貴「えっと、誰かを待ってるのかな？」
現世に知り合いなんていないはずだけど…。
ジーと、三日月を見てると
『遅れてごめんなさい！！』
と1人の少女が三日月の元へと走っていった
どうやら彼女と待ち合わせをしていたようだ
三日月「いや、気にするな。
では、行くか」
『はい！』
2人、仲良さげに会話をしながらどこかへと行ってしまった
チクッと
胸が傷んだ
鶴丸「追うぞ、A！！って、君はなんて顔をしてるんだ！？怖いぞ！？」
貴「へ？」
鶴丸「無意識だったのか！？すごく怒った顔をしていたぞ！？」
怒る？何故？
三日月がほかの女の人といたから？
貴「…よくわからない。」
鶴丸「まぁいい。見失う前に行くぞ」
貴「うん」
胸の痛みの正体に気付かぬまま
私は三日月を追った
・
三日月達を追うと、大きなショッピングモールについた
ショッピングモールにつく頃には私と鶴丸も疲れきっていて、着ぐるみを脱いだ
三日月達は映画館へいったり
女の子の好きそうなお店に入ったりなどして楽しそうだ
なんか、デートしてるみたい
気に食わない
貴「……ん？気に食わないってなんだ。」
さっきから私はおかしい
楽しそうなふたりを見てなんで私はこんなに嫌な気持ちになるんだろう
もう何も見たくない
貴「鶴丸、そろそろ帰ろ。」
鶴丸「あぁ、そうだな。」
三日月達に背を向けようとした瞬間
視界の端で
私は見てしまった
三日月が屈んで女の子にキスをしている所を
あぁ、馬鹿だな私。
もっとはやく背を向けていれば
あんな所見なくてよかったのに。
それに、なんでこんなに悲しくなるんだろう
涙も出てきて止まらない
鶴丸「よしよし。はやく本丸に帰ろう。な？」
鶴丸は
私の頭を優しく撫でてくれた
私が泣きながら本丸へ帰ると
みんな驚いた顔をしていた
どうしたのかと問いかける子達を無視し
私は部屋に篭った
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詩織(プロフ) - カタカナさん» コメントありがとうございます！！他の作品を楽しんで頂けたら、嬉しいです！！ (2月1日 21時) (
レス) id: 30b6f2e3cd (このIDを非表示/違反報告)
カタカナ - 「真っ黒い則宗」さんから来ました。すごく楽しい(←え)これから全作品読みに行ってきまーす。ドSさいこー(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡ (2月1日 10時) (レス) @page6 id: 05cc50fa66 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 三日月、色々言いたい事はあるが一つ言わせてもらう...アンタ、ジジイだろ!?なんで、ドSな対応とか知っているんだよ!! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 詩織さん» 教えて下さりありがとうございますm(_ _)m (2017年4月9日 15時) (レス) id: 928aa52be8 (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - 時雨さん» 普通の意味で月が綺麗だぞと言いました。紛らわしくてすみませんm(_ _)m (2017年4月9日 12時) (レス) id: 270f0a0137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩織 | 作成日時：2017年3月5日 22時
