囚人が看守に恋をした

一緒に ページ19

『じゃあ、看守がいない間に脱獄に必要になるものを探したりするんだね』

ペ『そうそう』

『看守にバレないように隠せる場所には隠して、金のブロックを通る時は金属などは持ち歩かない…分かった！』

ペ『流石！物分かりが良くて助かるわ〜』

『そんな事ないよ？』

ペ『いやいやすげぇーよ！』にっ！

満面の笑みを浮かべるペイント、私に向けた悪意もちょっとした疑いも感じられない

彼から感じるのは死神さんやクロノアさんの時のような優しい声と信じると言う目

やめて、私をそんな目で見ないで、汚れた私を照らさないで…貴方達を裏切るって決めたのに…その決意も緩んでしまう…

ペ『そうだ！一緒に脱獄して一緒に皆んなで笑ったりして馬鹿やりましょ！一緒に！！』

『一緒に？』

ペ『うん！Aさんがいると楽しいと思うし！』

『！！』

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