・此処は_38 ページ39
国「お前、昨日夕食を食べ損ねていただろう?だから、咖喱を作ったんだが…。」
「嫌いだったか」と、言う国木田さん。
んな訳ないでしょう!!
『いえ!めっちゃ大好きです!…というか、食べて良いんですか?』
国「駄目と云ったら、他に誰が食べるんだ」
『国木田さん』
国「俺は空腹な奴の前で飯を食うという行為は絶対にしない。」
『あ、はい。…あ、上がって行きますか?』
俺がそう言うと国木田さんは「失礼する」と言って、中に上がった。
俺は壁により掛けて置いておいたチャブ台を立たせて鍋を置き、座布団を押し入れから一枚引き出して、国木田さんが座るであろう所に敷いた。
『よっこいしょい』と、おじさんみたいな声を出しながら座り国木田さんに座る様促した。
国「…お前は座布団を敷かなくて良いのか?」
『俺は大丈夫ですよ。国木田さんは客人じゃないですか』
そう言えば国木田さんは納得してくれたのか、漸く座ってくれた。
さぁ…この世界で初めてのまともなご飯…!
『いただきま〜』
すると
ピンポーン
「『ん?』」
本日2回目のインターホン。今日は賑やかですね。
『誰でしょうか…?』
せっかくご飯食べようとしたのに…
『ちょっと出てきますね。』
そう言い、俺が立ち上がろうとすれば
国「否。俺が出て来るから、お前はそれを食べてろ」
と、国木田さんが俺の肩に手を置いて。玄関に向かって行った。
『(嫌な予感がするけど…まぁいいか。)いただきま〜(「ウワァァァアァァァァ!?」…??』
玄関から、国木田さんの声…いや、断末魔が聞こえた。
『国木田さ〜ん?大丈夫ですか?』
玄関に行けば、玄関の扉を背中で押さえつける様な格好をしている国木田さんが居た。
『く…にきださん?な…何してるんですか?』
国「え?否!き、気にするな!そ、それより咖喱は食べたか?」
『食べようとしたら国木田さんの叫び声が聞こえたので、まだ食べてませんが…』
なんだ?この焦り様は…そして冷や汗もヤバい…
国木田…焦る…冷や汗…。
…あ、
『…太宰さんか』
国「な、莫迦!云うn(「良く分かったね〜!A君!」お前は入って来るなぁ!」
油断したのか。扉の隙間からヌルッと入ってくる太宰さん。
…朝から元気ですね。
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サングラス(プロフ) - すーさん» ありがとうございます!ここだけの話、昨日疲れ過ぎてお話更新していませんでした…w今日は2日分投稿させて頂きますね、 (2021年9月7日 18時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
すー - めちゃめちゃ面白いです…!!無理せず更新頑張ってください! (2021年9月7日 16時) (レス) id: bd90c5f980 (このIDを非表示/違反報告)
サングラス(プロフ) - 更新止まったら、本当にすみません… (2021年8月29日 0時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虎の実況席 | 作成日時:2021年8月23日 9時