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・此処は_36 ページ37

ザシュッ






血が飛び散り、刃物が赤く染まった。

血が付いた……と言う事は、犯人の刃物が俺の眼球に当たった事になる





_____と、思ったんですが。






『いッ痛ゥ………え?目が痛くない…というか頬が痛い?』

〈は!?〉

太「なッ!(今のを避けた…?)」




刃は俺の眼球に当たらず、頬を掠っただけであった。




『(え?何で…?俺、ドッジボールとかやると避けても顔にボール当たるのに…?)』

それに、身体能力が高くないハズ…なのに??




〈糞ガキがぁ!!調子乗りやがって!〉





そんな事を考えていると、犯人が激昂し。がむしゃらに刃を振り回した

が、俺は顔を左右に動かしたり屈んだり後ろにジャンプで後退したりして避けた。




ナンデ俺、左右ニ避ケタダケデ大丈夫ナノ??





自分自身。1番びっくりしてます。





…まぁ、突っ込むのは後にしましょう。今日は現実逃避したい日ですし、何より今は目の前に居る怒り狂った犯人をどうするか…ですね。

このまま避け続けても埒が空きませんし…







……あ、









今の身体能力の高さなら、回し蹴りとか出来るんじゃ!一回やってみたかったんですよ!

避けられたとしても普通に殴るか蹴るかして気絶させれば良いですよね!


え?そういう問題じゃない??良いんですよ






『(…一か八か…)』


俺は、犯人による刃を横に振った攻撃を屈んで躱し。屈んだ時に曲げた足をバネの様に使って飛び、空中で体を回転させて…






『ッオラ!』

ベキョッ〈ブベラッ〉



犯人の右頬に思いっきり回し蹴りをした。
意外と勢いが付いた回し蹴りをモロに食らった犯人は、その勢いのまま壁の方まで飛んでいき




〈ア……ぅ……〉



気絶した。



『ふぅ…まさか回し蹴り本当に出来るなんて……。(なんか犯人ちょっと痙攣してるし…俺、怖)』

太「お〜い!Aく〜ん!」


ちょっと物騒な事を考えていると、後ろから太宰さんの声が聞こえた。


『あ、太宰さん!』

太「いやぁ、真逆応援を待たずに現場に突っ込むなんてね…まったく、肝が冷えたよ」

『す…すみません。つい、体が動いてしまって……って、あ!そうだ!人質だった店員さんは?』

太「無事だよ。今さっき、警察によって保護された所だよ。」

『…本当だ。いつの間に警察の方が…』





太宰さんと話していると、ゾロゾロと警察の方々が中に入ってきました。







あ、のびてる犯人連れて行きましたね。

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サングラス(プロフ) - すーさん» ありがとうございます!ここだけの話、昨日疲れ過ぎてお話更新していませんでした…w今日は2日分投稿させて頂きますね、 (2021年9月7日 18時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
すー - めちゃめちゃ面白いです…!!無理せず更新頑張ってください! (2021年9月7日 16時) (レス) id: bd90c5f980 (このIDを非表示/違反報告)
サングラス(プロフ) - 更新止まったら、本当にすみません… (2021年8月29日 0時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虎の実況席 | 作成日時:2021年8月23日 9時

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