にわか、トリップしたってよ【文スト】

・此処は＿3 ページ4

どうも、Aです。


只今一緒に雨から逃げて来た猫ちゃん達と一緒にサビまみれのガラクタにて雨宿り中です。
まぁガラクタってのもあってか、時々俺の頭に雨水が落ちてきます。


猫ちゃん達は俺の下に隠れて二重雨宿りをしています。


…なんだ？二重雨宿りって。




それにしても







ザァァァァァァァァァ







『…雨、止まねぇな。』

〈にゃぁ〜〉




さっきからこんなに激しい雨が降ってるっていうのに、30分経っても止まないのです。
でも今俺、携帯持ってないから本当に30分経ったのか分かりませんけどね。



『折角家に帰って文豪ストレイドッグスの漫画読もうとしたのに…それを置いてきたまま来ちゃったよ…』



640円＋税が……これなら猫缶買ってくれば良かった…。←




雨宿り始めて1時間。一向に止む気配がありません。多分皆さんなら此処で意を決して家まで猛ダッシュするかと思います…が。


俺、猫ちゃんに付いて行ってがむしゃらに走って来たので…まぁ所謂迷子です。はい、16歳の高校生が。



馬鹿な俺は猫ちゃんに案内して貰おうかと思いましたが、俺を暖として扱い始め…
猫ちゃんは胡座をかいて座ってる俺の上で寝ています。


残りの3匹は両脇で丸くなって寝ている……








『じゃないッ！！てか何でこんなに雨降るんだよ！予報で何も言ってねぇじゃんか！
まぁ折り畳みを常に持って来てない俺も悪いけどさぁ！(小声)』


猫ちゃんを起こさない様に小声で嘆く俺。偉い←



・









・









そして段々と時間が進み、…恐らく3時間位経ったでしょう。薄暗い裏路地から真っ暗な裏路地となってしまいました。



此処で自分。思い始めます。







”俺、一生家に帰れないんじゃないか？”と。







まぁでも、深く考えないのが世の為自分の為です！明日は学校休みですし、猫と一緒に寝ちゃいましょう！









『猫ちゃんと一緒に路地裏で寝るとか…はじ…め……』







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