バ イ ト 青 春 【赤】

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松田「かいと、あの噂のカフェ店員の可愛い彼女とデートらしいよ(笑)」








吉澤「あー、噂のな(笑)だからAが代わりに来たんだ？(笑)」








七五三掛「うわ、どんまい(笑)」








『ほんと、もう今日は松倉の話しないで…名前聞いただけで、あの気持ち悪い笑顔を思い出す…』







七五三掛「彼氏いないAちゃん、傷抉られちゃった？」







『それ関係あります？怒るよ？』









しめちゃんは天使みたいな顔してるくせに毒づく癖があるなと思う。




そんでもって、私の彼氏いないネタが大好物だ。





あんただって彼女いないくせに！








今の話に私に彼氏いないこと関係無さすぎん？








吉澤「ふつうバイトあるの忘れて彼女と予定いれるか？あいつアホなの？」





『しずパパぁ…ほんとアホすぎてなんも言えん…松倉なんかの餌食になったわたしを労わってぇ…』




閑也さん。ご最もです。
閑也くんが1番まともなこと言ってくれた。
さすがパパ。





吉澤「そんなAに悲報なんだけど」





『え？うそ、なに？嫌です』






吉澤「無理です。今日18時から10名様の団体予約入ってるから、がんばってね」








『えー！聞いてないですって！松倉のアホ！！』





閑也くんのいじわる！
優しくしておいて、落としてくるなんて最低！()







七五三掛「まあ、まつくが金曜日にシフト入ってたってことは、そういうことだよね(笑)」







そう。松倉が金土日祝日にいる日は10名以上の団体が入ったり、お待ちのお客様で謎の長蛇の列が出来てみたり、スーパー忙しい日になるという都市伝説があるのだ。







『忘れてた…そうじゃん…松倉じゃん…あの野郎ほんとなんなの…』








吉澤「まあまあ、19時に海人も来るし、それまではがんばって(笑)」







『ヤダーー！！！』








松田「壊れた(笑)」








七五三掛「うわあ、なんか可哀想になっちゃったね、(笑)」








ほんとそこ、へらへらしてんじゃないよ()








吉澤「うるせー(笑)もう決まっちゃってる事だから(笑)じゃー開店しまーす」







厨房の奥から店長の「ほーい」という気の抜けた返事が返ってきた。








閑也くんが準備中の札をひっくり返しに店の外にでる。









【居酒屋 虎美酒】
今日も元気に営業中！





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