バ イ ト 青 春 【赤】

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松倉「アッ！！！！！！」





『！？なに！？声でかいうるさい！なに！？』





突然松倉の大声が食堂に響き渡った。






声量バケモンすぎて周りの人みんなこっち見てるじゃん恥ずかしい…







松倉「やっべえ！俺今日バイトだった！忘れてた！！！！！」





『はァ？』





バイト入ってる日にデートの約束するバカなんてこの世に存在しないと思ってた。





今日初めてみました。はじめまして()






松倉「やばいやばいまじどうしよA〜、！」





『知らないよ！彼女に今日バイトなの忘れてたごめん、って素直にLINE送りな』





松倉「むりだよそんなん！今日めっちゃ楽しみにしてるし、されてるの！」





『でも仕方ないでしょ…』






なんだその言い訳は。楽しみにしてないし、されてないデートなんて誰得でもないんだから存在しないだろ。と言いたい気持ちはぐっと飲み込んであげた。





松倉「ねえ、Aさん…お願いがあるんですけど…」




『絶対やだ』





やだやだやだ。最悪だ。




申し訳なさそうにモジモジしだす松倉。




絶対に嫌だ。やめてくれ。
今日はもう金曜ロードショーの気分なの。ほんとに。




この後松倉が言うことなんて、今日バイト代わってくんない？か、今日バイト代わってくれませんか？か、今日バイト代わってください！しかない。









松倉「今日暇ですよね…？」





ぶっ飛ばしてやる。








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