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【ナミside】
「まったく何やってんのよ、アンタ！だからAから離れるなって言ったのに…」
一旦ルフィをサンジくんとボコボコにしてから、はぁ、とため息をついた。
コイツに任せるのはやっぱり無理だったか………
するとルフィは、
ル「わりぃ、お前ら！すぐ本屋に戻ってAを連れて帰ってくるからよ！もーちょっとだけ待っててくれ！」
と言って走って船から降りようとした。
あぁ、もう
「ちょっと待てーーーい！！！あんたが行ったらまた同じことになるだけでしょーが！」
私は急いでルフィを呼び止めた。
まったくほんっとに馬鹿なんだから…。
ロ「A、人攫いに売り飛ばされてなきゃいいけど…。」
ウ「いやこぇーよ！！！…しかしよぉ、そんなに慌てなくても、Aも大人なんだから一度サニー号に戻ってくるんじゃねェのか？」
と、ロビンのブラックジョーク(？)にツッコミを入れながらウソップが言う。
「たしかにそれもそうね…。ここで少し待ちましょうか。」
私がそう言うと、
ル「だめだ！おれが迎えに行ってくる！アイツがおれのこと待ってるかもしれねェ。」
サ「あぁ、ナミさん。俺もAちゃんが心配だ！」
ゾ「……俺が行 「「もうええわ！！！」」……。」
と、男子たちが次々にそう言い出した。
戻ってくる可能性も高いけど、たしかにルフィをどこかで待ってるかもしれない。
でも
かえって迷子が増えるだけ。
「ほんとに心配性なのね…わかったわ、なら私とサンジくん、2人でAを探しに行くわよ。他のみんなは、
ブ「ﾖﾎｯ、お易い御用です。」
チョ「おう！」
フ「アーウ！この俺にスーーパーーー任せろ。」
ウ「ああ！このキャプテンウソップ様が責任をもってコイツらを 「サンジくん！行くわよ！」サ「はァ〜いナミすわァ〜ん♡♡」って聞いちゃいねェ！！！」
ロ「フフ、行ってらっしゃい。」
ル/ゾ「……。」
皆んなに見送られながら船から降りようと手すりに手をかけた瞬間。
ｻﾞｰｰｰｰｰｰーーーー
「え、何急に？大量の雨！？」
さっきまで晴れていたはずの空から、大量の雨が降ってきた。
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作者名：きぬ | 作成日時：2023年9月20日 22時
