トラ男さんとお泊まりすることになりました。【トラファルガー・ロー】 (ページ37)

今日:34 hit、昨日:13 hit、合計:52,739 hit

36 ページ37

ロー「ベッド…？」

私の発言に、先程まで閉じかけていたローさんの目がパチッと開いた。

「はい、このまま寝られたら困るので、お願いします。」

私はそう言って、私の肩にあったローさんの手を片方ずつ下ろした。

ロー「……随分と大胆に誘うんだな。」

「…はい？」

ローさんはそう言ったかと思えば急に立ち上がった。

と同時に、私の脚と背中に手を回し体を持ち上げた。

「ちょっ…ローさん！？いきなり何してるんですか！おろしてください！」

突然のことに驚きを隠せない私は、足をジタバタさせたがおろしてもらえる気配はなく、
ローさんはそのままスタスタとベッドへ向かっていった。

ドンッ

「わっ」

ベッドにおろされた私の上に、ローさんが馬乗りになった。

…まずいまずいまずい。

このまま一体何をされてしまうのだろうか。

さすがに私も大人なので、このままではまずいとわかった。

「あの、トラ男さん！降りてください。」

ロー「ローだ。」

「……ローさん。降りてください。」

私はそう言って上半身を起こした。

が、

ロー「うるせェ…お前が誘ってきたんじゃねェか。」

と、両手首を掴まれ、再びベッドに押し倒されてしまった。