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私はもう30分近く、自分の仲間たちの話をしていた。
麦わらの一味は色々と濃すぎて、話題が途切れることがない。
「………でね、その時ルフィが、」
私が相変わらずの調子で話していると、
ロー「おい…うるせェぞ…」
と今まで黙って聞いていたローさんが口をひらけた。
あ、私、調子に乗って喋りすぎちゃった、
「ご、ごめんなさい！少し話しすぎちゃいましたね…って、！？」
私が謝ると同時に、ローさんはいきなり私にグイ、と顔を近づけた。
ちょ、ちょっとこのシチュエーション何回目！？
ローさんの目はなんだかとろん、としており、顔は赤く染まっている。
ふとテーブルに目を向けると、2本あったワインはどちらも空になっていた。
ロー「……あんまり、他の男の話ばっかしてんじゃねェ。」
「ほ、他の男って……ルフィですよ！？」
私は必死に顔を遠ざけようとするが、ローさんにがっちり肩を掴まれてしまっており動けない。
ロー「…駄目だ。駄目なもんは駄目だ。」
ローさんは子供が駄々をこねるかのようにそう言った。
酔ってる…だいぶ、酔っ払ってる…………
ロー「……………」
お酒でとろんとしていた目は、段々閉じかけていき、そのままローさんはウトウトし始めた。
恐らく酔っ払って眠くなったのだろう。
でも、ここで寝られてしまっては困る。
私の肩も掴んだままだし………
このままじゃまずい、そう思った私は
「ローさん！ベッド行きましょう。ちゃんとお布団で寝ましょう！」
と、眠りかけているローさんに声をかけた。
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作者名：きぬ | 作成日時：2023年9月20日 22時
