トラ男さんとお泊まりすることになりました。【トラファルガー・ロー】 (ページ35)

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※少しだけ書き換えたので前話から読んでくださると嬉しいです！

【貴方side】

あれだけパンが嫌いだったローさんがついにパンを食べることが出来た。

…食べるというか、流し込む、だけど。

ローさんはパンをワインで流し込みながら、味をかき消すかのように次々にお肉や野菜を頬張った。

ローさんの頬っぺたは食べ物でぱんぱんで、まるでリスみたい。

「ふふっ」

そんな光景を見て思わず笑みがこぼれた。

ロー「なに笑ってんだお前…(もぐもぐ)」

ローさんは頬張りながらこちらに目を向けた。

「そんなに沢山詰め込んだら、喉に詰まっちゃいますよ。」

私が笑いながらそう言うと、ローさんはまたごくん、とワインで食べ物を流し込んだ。

「ローさんにも、子供みたいなとこあるんですね。」

私がそう問いかけると、

ロー「何の話だ。」

といいながらまた頬っぺたをぱんぱんにしている。

「…もう、ルフィみたいになってますよ。」

もぐもぐと食べるローさんを見て、思わずルフィを連想した。

どこの船長も食べっぷりはこんな感じなのかな。

ルフィを思い出したことをきっかけに、そこから私は仲間たちの話を沢山した。

それをローさんは黙々と食べながら静かに聞いてくれていた。