トラ男さんとお泊まりすることになりました。【トラファルガー・ロー】 (ページ31)

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「ちょっ…からかわないでください！」

私がすかさずそう言うと、ローさんは

ロー「寝ている方が悪い。」

と言い放ち、再びソファに戻った。

た、たしかに…。

私は何も言い返すことが出来なかった。

ローさんがソファに腰掛けるや否や、ふとこちらに振り向き、

ロー「おい。ちなみにそれはそのままでいいのか？」

と私に問いかけた。

それ…？？

それってなんだろう、と思いもう一度鏡を見てみると、

お風呂から上がってそのまま寝てしまっていたせいで、バスローブが大きくはだけてしまっていた。

「っっっっ！！！！き、着替えてきます！！」

本当に最悪だ。

再び顔がみるみる熱くなるのを実感しながら私は急いで脱衣所に行きパジャマに着替え、また部屋に戻った。

ロー「おい。」

「今度はなんですか！」

ローさんはこちらを振り返り、隣に座れ、と言わんばかりにポン、とソファを叩いた。

「…はい。」

相変わらずローさんのペースにのみ込まれている自分に情けなさを感じつつも、他に居場所もないので素直に隣に腰掛けた。

ローさんは静かに医学書を読んでいる。

私も無言のまま窓の外に目を向けた。

…雨、止まないな。

外はすっかり暗くなっているが、天気はずっと変わらず大荒れのまま。

今何時だろう？

そう思って今度は部屋に取り付けてある時計に目を向けた。

針はもうすぐ19時をさす。

…今日はサニー号には戻れないかもなあ。

そんなことを考えながら、私は再び窓の外を眺めた。