トラ男さんとお泊まりすることになりました。【トラファルガー・ロー】 (ページ29)

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【ローside】

「あがったぞ。……。」

風呂から上がって部屋に戻ると、ソファーの上で本を抱え込むようにしてA屋が寝ていた。

「おい。」

声をかけてみるも、起きる気配は無い。

「……」

あまりに無防備すぎるその寝顔に、俺は思わず目を奪われた。

本当ならば今すぐにでも襲ってしまいたいところだが、

好きな女の寝込みを襲うわけにもいかず、

グッ…と堪えてA屋を抱きかかえ、ベッドに移動した。

ベッドに寝かせ布団をかけてやるもA屋は起きない。

……こいつ、船でもこんななのか？

麦わら屋はともかく、黒足屋やロロノア屋に手を出されないか心配だ。

そんなことを考えながら俺はA屋の髪を撫でた。