Travis Japanの紅一点

気まずい〜しめサイド〜 ページ29

あぁ、あの告白から

一週間が経過していた。

二人の間には、

気まずい雰囲気が生まれていた。

しめ「おはよう」

ノエル「おはよ！しめちゃん！」

しずや「しめが、新品の服着てたから
　 ノエルが、反応してる」

しめ「よく気付いたね」

そう、これは、Aと

一緒に買いに行ったもの。

これが、唯一の希望。

うみ「しめ、その服好きな人と
　 買いに行ったんじゃないの？」

しめ「まぁ…そうだけど…？」

まつく「ラブラブ〜」

げんた「いいな〜恋！」

そんな中、一人、

話しかけてこないやつがいる。

Aだ。

相手も、何考えてるか分からないから

凄く心配。

嫌われたかな？とか

興味ないのかな？とか

思って仕方がない。

ということで、Aを

良く知っている人に、頼んでみることにした。

しめ「Aのことなんだけどさ」

阿部「おぉ、好きなの？」

しめ「ストレートに聞いてくるね」

阿部「顔にそう書いてあるから」

しめ「書いてないよ。当たってるけど」

阿部「そういうのを顔に書いてあるっていうの！
　 で、本題は？」

しめ「告白したんだけどさ…」

阿部「告白！？もうしたの！？」

しめ「したけど、返事もらえないし…
　 気まずいし…って感じで」

阿部「なら、『返事ください』って
　 素直に言えばいいじゃん」

しめ「え…恥ずかしいな」

阿部「頑張れ！絶対、成功するから！」

しめ「あぁ…」

最後は、圧に押されたけど

少し、勇気をもらえた気がする。

しめ「A、今度の休日
　 話したいことがあるんだけど」

A「いいよ…」

何を言われるか分かったように、

直ぐに承諾してくれた。

阿部くんが言った通り、

頑張るしかない！

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