HUNTER～狩人と兎～ (ページ2)

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始めての恋ページ2

私達はお目当ての「ワイドモール」へついた。
「じゃあ、探しに行こう?」
侑李は心彩の手を引っ張る。
そう。心彩は侑李の事が好きなのだ。
「さぁ、俺等も行くぞ。」
「えっ、別行動?」
私は涼介に聞く。
「そうだけど?」
コイツ、良くそういう事、サラっと言えるな。毎度毎度想う。

まずは私目当ての店へ。
「あ、涼介待てて良いよ～。」
「いいよ。俺も行ってやるよ。選んでやるから。」
涼介は無邪気な笑顔をみせる。
かーっ!女子の前でそういう顔するな!
でも、熱心に服を選んでくれている涼介にはちょっと感心。
「舞彩は太ってるからなぁ...」
私は何も言わずその場で回し蹴り。
「痛ってぇ～!!!」
「アンタが悪いの!」
私は少し怒ってみせる。
「お前って奴は.....仕返しっ!」
何が起こったのかわからなかった。
涼介は私に......
私の頬にキスをした。
「ちょちょ......」
「ﾌｯ。俺がほんとにお前の事想ってるとでも想ったの?今のはほんの仕返しだし?」
涼介は私の反応を見て、大爆笑。
私は顔が真っ赤になるのを憶えた。
「知ってる?侑李、心彩ちゃんが好きなんだよ。だから今頑張ってる。」
「へ...へぇ－。」
は...始めて知った....。
「でもね、心彩も侑李の事好きだよ。」
「へぇー。俺はっ....」
また頬にｷｽをされた。
「....../////」
私は抵抗できなかった。好きになってたから。

私はいつも涼介に振り回される。