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雨水_ ページ3
side:taiga
A「京本くん、」
濡れる覚悟で校門から出ると、忌まわしきあいつが立っていた。
大我「…」
無視して足を進めると、目の前にバッと何かが開かれてそれを制される。
A「お母さんから。今日傘持って行かなかったからって」
相変わらず、困ったような、柔らかい微笑みを向けてくる。
なんで、今日はこんな…
樹「先行くなよ大我!…って、誰?」
A「あ、妹尾Aです。京本くんのお母さんに傘を頼まれて、」
樹「彼女?」
大我「違うよ」
樹のくだらない詮索に必死に首を振っている。
お前がそんな否定しなくても大丈夫だよ。
もういい加減行こうと再び足を進めると、今度は背後から樹の声が俺を引き止める。
樹「本当?よかったー!…じゃあ、連絡先交換しよ!」
やっぱりこんな日は、嫌な事続きだ。
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作者名:無愛想店員。 | 作成日時:2019年6月5日 4時