あの手の先には本編 (ページ6)

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ようこそ。ー後編ーページ6

あの後、私はホテルを探索し、成果を得た。

まず、ここは「ほーぷほてる」という場所だという事。

次に、ほーぷほてる含むこの不思議な場所は…

「でぃすぺあー(絶望)」という場所だということが分かった。

…それと、園児達は、ホテルの一室に一人ずつベッドに寝かしておいた。

見たところ、何もなさそうだったから…

チアキは108号室、リンは206号室、クレは隣の207号室、ライラは101号室、マアヤは105号室に。

…一応ちりばめにしておいた。危険になったらすぐに逃げれそうだったから。だけど、迷いそうだな…

とりあえず、ほかの園児がいないか探してみるか…

私は、ホテルの3階らしきところに向かった。

…なんだこれ、埃っぽい…

「げほっ、げほっ…」

「…A先生？」

なんと、見えないが奥の方から聞きなれた声がした。

「…メル、なの…？」

「せ、先生！そ、そう！私はメル！ここ、どこ！？」

どうやら、聞きなれた声というのは園児の一人、メルの声だったようだ。

とりあえず、答える。

「…それが、先生にもわからないんだ。とりあえず、こっちに来てくれる？」

「わ、わかった。」

そう声が聞こえると、とんとんという木の板がギシギシとなる音と同時に聞こえてきた。

その音は、だんだんと近づいてきた。

「…先生…！」

目にしたのは、やっぱりメルだった。

…あれ、ミア先生は…