あの手の先には本編 (ページ14)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:1,662 hit

2.ばらばら探し　ー前編ーページ14

「はあ、はあ…」

レイルは、相当疲れてきた様子。

「大丈夫？中断できる？」

「中断は20回行ったら出来るエミ～エミ～！」

「そんな…」

今は大体11回。

あと1回でコインがもらえるが…

「はあ…」

「…エミ～」

おたまじゃくしのようなものはじっとレイルを見つめている。

「…あの。」

私はおたまじゃくしのようなものに話しかけた。

「なーにエミ～？」

のんきにおたまじゃくしのようなものは返事をした。

「…"退場"って、具体的に教えてくれる…？」

「…しょうがないエミ、16回にいったら教えてあげるエミ」

そうして、ぜえはあ息を切らしてなんとか16回目へ。

「じゃあ、説明するエミ～

退場っていうのは…

『えさ』になっちゃうことエミ～！」

「え、さ？」

レイルは絶望したような顔をしていた。

そんなうちに。

「ほら、始まってるエミ！」

「あ＿＿＿＿＿」

レイルは、そのまま気づかずに縄に引っかかってしまった。

「あ、あ、あ…」

「…、レイル、？」

「ゲームオーバーエミ!『えさ』になってもらうエミ!」

「え…」

レイルは＿＿＿＿

退場(えさ)になることになってしまった。