怒？ ページ35
「、わっ」
着替え終わったはるなをみては、何も言わずに手を取り女部屋から出ていく
「せ、せんちょ、早いです、、！」
いつもは隣を歩けるのだが、今は違う。
自分のペースで歩くローに手を引かれながら、はるなは必死にあとを着いていく
「船長、？もしかして、怒ってますか、、？」
隣を歩けない会話もできない、そしてどこか苛立った雰囲気のローに、はるなは不安を感じ、伺うと、ローは立ち止まる
「あのクソガキとは二度と関わるな」
もちろんはるなは困惑
「ど、どうして、、嫌です！」
「どうもこうもねェ。船長命令だ。」
はるなに顔を向けることなく言いきる
そんなローの態度に、なんだかはるなも傷ついてしまう
「でも、いきなりそんなことしたら、モモさんはきっと悲しみます、、、」
涙ぐむはるなの声に、ローはハッとし、振り返る
はるなには、ローの意志に逆らうつもりで反対したのではない
あくまでも意志を汲み取る上での相手のことを考えての反対だった
さっきまで仲良くしていたのに、いきなり関わりを絶たれては、桃の助は悲しむだろう
相手が誰であれ、自分の行動で誰かが悲しむのは嫌なのだ
そんなはるなの綺麗な心にローの心は浄化されていく
「・・・・悪かった、お前を泣かせるつもりで言ったんじゃねェ。俺はただ、、」
はるなの涙を拭き取りながら、ローは謝罪をするが、言葉が詰まる
いや、言っていいのか、迷っている
「船長？」
「・・・いや、いい。お前、髪の毛くらいちゃんと拭け」
結局、気持ちを打ち明けることはなかった
ロビンがはるなの髪の毛を拭いてる途中でローがはるなを連れ出したのだが、、、
機嫌を治したローははるなの髪の毛を拭く
「わわ、船長、もうちょっと優しくお願いします！」
「うるせェ。なら自分でやれ。俺はそんなアホみたいな理由で風邪なんかひかれても面倒見ないからな。」
「医者なのに？！」
心配しなくとも、はるなが風邪をひいたとなれば勝手に看病し始めるのだが、、、
言葉を真に受け、あーだこーだ言うはるなをみて、いつものように軽く笑った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
toramaru08(プロフ) - muo3mmさん» そんな嬉しいことを言っていただけるとは、、、、！ありがとうございます！今、忙しくなり始めてしまって、毎日更新は難しいのですが、その言葉を胸に、できる限り頑張ります！ (2022年9月9日 23時) (
レス) id: cbde162c1f (このIDを非表示/違反報告)
muo3mm(プロフ) - 最初から見させて頂いてるのですがどストライクすぎます！！これからも沢山読ませて頂きます！！ (2022年9月9日 23時) (レス) @page33 id: 2ae1f90e98 (このIDを非表示/違反報告)
toramaru08(プロフ) - むちゃくちゃ嬉しいです！！もう主の特徴も、ローの特徴も分かってもらえていて、凄く嬉しいばかりです、、、！今後も頑張ります！わざわざコメントしていただき、ありがとうございます！ (2022年9月1日 19時) (レス) id: d6495589ba (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃ(プロフ) - 最初から見てます！！めちゃくちゃ面白いし更新早いし原作通りで話わかりやすくてすごく素敵な作品です！！主のアホだけど実は強い感じとかローの好きだけど冷めてる感じとか想像通りでめちゃくちゃ良きです！！！今後も無理せず頑張ってください (2022年9月1日 11時) (レス) @page11 id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：toramaru08 | 作成日時：2022年8月30日 18時
