一国の王女と麦わらの一味 (ページ15)

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船ページ15

私が倒れてもなお力で屈せようとする父親から、命からがらに逃げ出した

まだ、きっと、ルフィ達はいるはず

私から船を降りていってまた乗り込むのはすごく恥ずかしいけど

でも、彼らはきっと、受け入れてくれる

頭がぐわんぐわんし、意識が朦朧とするなか

ルフィの船の元へとたどり着いた

ロビン「あら、おかえりなさい」

腫れているであろう顔を見られたくなくてしたを向く

ロビンさんの声にみんながよってくるのが分かる

ゾロ「どうだった？」

不器用だけど優しい剣士さん

ナミ「何いつまで下向いてんのよ」

口調は少しきついが、愛のある言葉をくれる航海士さん

ウソップ「今上がりやすいようにロープ持ってくるから待ってろ！」

人の傷付くウソはつかない狙撃手さん

サンジ「顔が見えなくてもお美しい」

嫌な顔せず沢山の料理を美味しく作ってくれるコックさん

チョッパー「ちゃんと王様に話せたか？」

可愛くて素直で心優しい船医さん

ロビン「息が切れているけど、平気？」

頭が良くてキレイなのに物騒なことばかり言うギャップを持つ考古学者さん

ブルック「走ってくるだなんて、何かありました？」

変態だけど空気の読める音楽家さん

フランキー「どうした？いつまでも下向いて、顔上げろ」

心が広く、兄貴肌な船大工さん

ロー「！、お前、怪我してるじゃねェか、鼻屋、ロープはまだか」

見ず知らずの私を信じてくれた多分優しい他の海賊団の船長さん

ルフィ「にしし！待ってたぞ！来ると思った！おかえり！」

陽だまりのような笑顔で私のために怒ってくれたこの船の船長さん

はるな「うっ、、ただいまぁぁ""あ"」

顔を上げ唇をかみ締め涙しながら言う私は、どれほど不細工に写っているのか

「「「顔腫れすぎだろ！！！」」」