一国の王女と麦わらの一味 (ページ12)

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理解ページ12

ナミ「ならほどね、話は分かったわ

王女関係者しか見送り出来ないって言ってた理由もあくまでも記憶を消して船に乗せて流すためね

はるながアラバスタでのことを知っているのに、この国の人がルフィのことを知らないのも、納得したわ

上辺だけでもこんなに素晴らしい国のことを今まで1度も耳にしたことがないのも、国民が国外に出るのを禁止されてるし、この島に訪れた人皆記憶を無くすんだもんね、そりゃ話が回らないわけよ」

フランキー「そして、国民のヤツら全員が王家大好きっていうのな」

はるな「うん、そういう事なの、、、

みんなからしたら、これは間違ってることなのかもしれない

でも、私はこれで国民全員の幸せが守れるなら、それでいいんじゃないかって思ってる、

勝手なこと言ってるのは分かってる、でもお願い、この国のことは忘れてほしい」

はるなは深く頭を下げる

そんな様子を見て声を上げたのはこの男だった

ルフィ「違ぇだろ」

先程とは打って変わって、低い声で諭すようにはるなに訴える

今まで1度もルフィのその声を聞いたことがなかったはるなは驚きで顔を上げる

ルフィ「何嘘ついてんだ、お前」

はるな「え、、私！嘘なんかついてないよ！

皆の記憶を消したくないしからこうやってホントのこと話して提案して「そうじゃねェ！」っ！」

声を荒らげるルフィ

はるな「わっ、！」

ルフィははるなの胸ぐらを掴む

ルフィ「このままでいて、ほんとにこの国のヤツらの幸せを守れるなんて、本気で思ってんのか？！

国王が正しいって本気で思ってんのか？！？！」

ルフィははるなを真っ直ぐ見つめ怒鳴る

対するはるなも

はるな「ルフィだって、この国の皆の顔みたでしょ？！幸せそうだったじゃない！楽しそうだったじゃない！！

何も知らない方がいいことだってあるのよ！！！」

ルフィ「嘘つけ！！思ってねェからお前さっき、助け求めたんじゃねェのかよ！！！」

はるな「っ、」

たまらず涙が流れるはるな