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88.みんなのおかげ ページ38

野薔薇「あんた!なんでそんな大事なこと早く言わないわけ?!危なかったのよ?わかる?!」


はるな「う、うん、ごめんなさい…」



野薔薇「絶対あんた1人で任務行くな。アイツ(※五条先生)にも言っとくからな、わかった?」




はるな「いやでもそこま「わかった?」…はい」




伏黒「オマエ、俺に津美紀のこと話さなかったこと怒ったよな?俺に自分大事にしろって言ってたよな?そっくりそのまま返してやるよ」




はるな「はい…すみませんでした…」




伏黒くんに怒られるのがいちばん怖いよぉぉ(泣)





悠二「でもなんで俺たちに言わなかったの?」



はるな「…だって…話したら皆絶対、任務に一人で行くなとか言うんだろうなって思って、1人で片付く任務も着いてきてくれちゃうんだろうなって思って、そしたらさ、その分、助けられる人、減っちゃうじゃん?


だから、その、言おうとは思ってたんだけど、言いずらくて…」



野薔薇「アンタってほんとバカ。私は見ず知らずのパンピーよりもあんたの命の方が大事だから。虎杖は知らんけど」




伏黒「同じくだ」




悠二「俺だって、優先順位なんて付けたくないけど、仲間を助けたいよ」





分かってるよ





そうやって言ってくれるのも全部分かってた






でもいつかその優しさに甘えてしまいそうで怖かった





それでも今はまだ、縋っていたい





はるな「…怖かった…」



野薔薇「あーもうほら私たちがついてるから、泣かないの」




はるな「っ、うわぁぁぁぁぁ」泣




野薔薇「も〜、ほらおいで?」




初めて野薔薇ちゃんからハグをさせてくれました




伏黒「いちごミルクいるか?」




私は頷く




悠二「そこはしっかりしてんのな笑

おれも肉まん買ってきてやるからな!」



そこにも頷く




野薔薇「さっきあんだけ鍋くってたの?!」




やっぱり皆、私に甘すぎて、少し心配になる




それでもそんなみんながいてくれなかったら私は今頃、たくさんのことに乗り越えられずに死んでたと思う





最近毎日泣かなくなったのも



前より堂々と自分の意見を言えるようになったのも




色々な事に挑戦するのが楽しくなったのも




1人で呪霊と戦えるようになったのも





全部、高専のみんなのおかげ


















いつかちゃんと恩返しできたらいいな

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作者名:toramaru08 | 作成日時:2022年1月3日 20時

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